ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 





川名工務店。千葉県鴨川市横渚(よこすか)702。
2006(平成18)年3月13日

千葉県道34号鴨川保田線(長狭街道)の起点の交差点から西へちょっと行くと内房線の踏切である。柵のようなものに「太一号踏切」とある。その踏切のそばにあるのが写真の家。
Googleマップに「川名工務店」とあるのは写真左のオレンジ色の屋根の家だが、手前の家も同じ敷地にある。店舗兼倉庫のあるいは作業場の建物のようだ。街道の側は雨戸で閉め切ってあるが、その内側はガラスの引き戸だろうか。右角の張り出しはショーウインドーかもしれない。2階?の屋根の軒下の壁に文字が書いてあるのだが、その左の6文字は「縣葉千機動發」と読める。
ストリートビューで見ると、2階の屋根にブルーシートがかかっている。2011年の東日本大震災によるものだろう。
家の左角にある電柱の右に写っている石柱が写真の道標。長狭街道は江戸時代から東京湾と太平洋を結ぶ往還である。「大正三年六月五日」「さいじようかね山みち」「鴨川/かいがんほうじようみち」と読んでみたが意味が取れない。西上金山道? 海岸北条道?

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