ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




NTT小石川電話局別館。文京区小石川1-21。1988(昭和63)年3月13日

白山通りから見えていた「NTT小石川第2ビル/NTT小石川ビル別館」は、ストリートビュー(2015年5月撮影)を見ると、すっかり解体されて基礎工事にかかっている。工事の掲示板によると、5階建てのビルに建て替える計画で、平成28年4月の完了予定である。「NTT小石川電話局別館」の名称は1986年の住宅地図から。
写真のビルのすぐそば、白山通りの裏手にNTT東日本の「小石川第1ビル」がある。上の写真を撮った頃は「NTT小石川電報電話局」だ。1960年代の建築かと思われるビルで、このビルが建った時点で別館の機能を移したものと思う。1969年の地図では別館の名称を「旧小石川電話局」としている。




NTT小石川第2ビル。小石川1-21
2007(平成19)年2月19日

Clocks & Clouds>小石川電話分局』で、別館の建物について考察されている。『文京区志』に、「東京豊島地区電話局小石川分局(柳町29番地―現小石川1-21)は、大正6年5月、東京中央電話局小石川分局の手動式電話局として、柳町24―現小石川1-18(第1ビルの場所か)に開局。昭和13年12月4日、自動式電話局となり現在地に移転」という記述があるのを発見して、昭和13年に建てられたものと結論している。

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