ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




民家。千代田区富士見2-5。1986(昭和61)年9月23日

富士見2丁目の高台から飯田橋3・4丁目の低地へ下りる坂道の降り口辺りにあった家。わりと最近も見ているから今もあるかと思っていたが、ストリートビューを見たら建て替わっていた。
写真の家はモルタル塗の壁のせいでアパートのようにも見える。玄関の両開きのドアもアパートだか、あるいは医院にあるようなものに思える。この建物で面白いのは、通りに面した1階の半円窓と大谷石の門だ。門柱には「麹町區富士見町二丁目十番地一」の表札がかかっている。
1枚目の写真で工事用フェンスのところは、1986年の地図では「桜丘学園第一校舎」で、それを取り壊したところだろうか。つい最近まで駐車場になっていたのではないかと思うが、今は高層のオフィスビルが建ったようだ。


2009(平成21)年5月23日

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )