ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




八木沢不動産。文京区千駄木3-42。1989(平成1)年5月5日

不忍通りの団子坂下交差点と道灌山下交差点の中間辺り。写真右端は太田写真店。八木沢不動産は1986年出版の住宅地図では「トキワ不動産」なので、最近の開店である。「サムミュージック」の看板が懸かる入口は長屋の裏側に抜ける通路だ。撮影時はそこに入ってみることなど思いもよらなかったが、今は後悔している。
『東京いま・むかし』(桐谷逸夫著、日貿出版社、平成8年)は谷中に在住の画家の画集である。そこに「トンネル長屋」というペン画が掲載されている。長屋のトンネルを抜けてまっすぐよみせ通りに出る路地に入り込んだところから振り返ってみて描いた絵である。
現在は「ミオカステーロ文京千駄木(2003年11月築)」というマンションだ。このビルから後ろの路地出られるのかどうかは知らない。



ヤマネ肉店。文京区千駄木3-43。1987(昭和62)年8月1日

よみせ通りの長屋。現在も残っているが、第一曽我商店が最近建て替わり、商店もヤマネ肉店だけになった。揚げ物を中心にしているようだが、新しい看板に「昭和5年(1930年)創業」とある。



ヘリオ。千駄木3-41。1989(平成1)年5月5日

不忍通りのNTT駒込電話局の北をよみせ通りのほうへ入ったところ。建物はかなり古そうだが、戦後すぐに建てられたのかもしれない。町工場だがなにを作っているのだろう。

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