冬青(そよご)風

常緑樹の森の下に佇み、かたい葉が風にそよいで、ソヨソヨと音をたてる。
ソヨゴの語らいを聞いていただければ幸いです。

熊野古道・小辺路を歩く 2(大滝より大股)

2006年03月28日 23時01分16秒 | 大峰奥駈道・熊野古道


           水ヶ峰分岐広場より、まだ少し雪を被っている弥山を望む。  (写真提供:JAC会員の中島 隆さん)


         

    

大滝集落に小辺路歩きの人のために立派な休憩所が出来ていた。世界遺産登録されたお蔭でしょうな。
昨日も紹介しましたトイレ。ここでは山水ですが給水もできる。
東屋や広場にはベンチなどもあり、ゆっくり食事も出来る。10時ころ高野山を出たら2時間ほどで、ここに着くので
昼食にはもってこいの有難い場所です。

             

         休憩所の横のお家の方はとてもフレンドリーな方で、いろいろ説明など
         してくれて、備え付けの小辺路のパンフレットを皆に配ってくださった。
         休憩所の向こうの山は歩いてきた高野の山々です。なかなかいい風景ですね。


 

昼食後、大滝集落(796m)を下に見ながら徐々に杉並木の道を登っていく。大峰の山々も杉並木の間から望めだす。

            
            竜神スカイラインに出会う(928m)。
            これより2kmほどのスカイライン歩きになる。
            心配した車の往来もそれほど多くなくのんびり歩く。

                     
                     立里荒神、野迫川への分岐の水ヶ峰分岐に到着。
                     立里荒神の遥拝所もある。冒頭の写真はこの左手裏の広場です。
                     


スカイラインと分かれて、林道タイノ原線をしばらく歩いていると、道の左手が小山のようになった一角にはブナ林がつづく。
まだ枯れ枝の葉脈だが、芽吹いて来る青葉の頃には、いい雰囲気になるのでしょうね。



再び大峰奥駈の山々が見えだす。水ヶ峰では、行者還岳、弥山が見渡せたが、ここの展望所より釈迦ヶ岳が見渡せた。
昨年JACの皆さんと一緒に歩いた大峰奥駈の山々だ。あの連山をよく縦走したものだ、小高くなった場所で皆さん撮影会だ。

            

            東屋に着いたのが、14:40. タイム休憩。15:10出発。
            中島さんが煎れてくだっさた、「ヒマラヤン・シェルパティー」の紅茶が
            とても美味しく、疲れた心と身体にじわーと沁みこんでいく。
            (昨日と今日仕事帰りにデパートやスーパーによって探したがなかった。

            東屋より今西辻、平辻まではタイノ原線をドンドン下る。大股まであと2km。



タイノ原線と分かれて少し藪っぽい小道をぐんぐん下っていく。林の間から、河川がみえだした。
分岐にお地蔵さんの船形に文字が。左くまのみち 右ざいしょみち。ずいぶん古そうだ。
いにしえの時をへて、多くの旅人を出迎え下さったのでしょうね。合掌。

       

       急な下り坂をおりると、そこは静かな里大股でした。
       ここにも立派なトイレと、小辺路の案内板があった。
       今夜のお宿「ホテルのせ川」の送迎バスにてホテルへ。
       16:30 到着。 温泉だ温泉だ。

  明日は小辺路2日目大股より三浦口をアップします。




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