冬青(そよご)風

常緑樹の森の下に佇み、かたい葉が風にそよいで、ソヨソヨと音をたてる。
ソヨゴの語らいを聞いていただければ幸いです。

熊野古道・小辺路を歩く 1(高野山より大滝集落)

2006年03月27日 23時49分36秒 | 大峰奥駈道・熊野古道
やっと熊野古道・小辺路を歩く日がきました。

高野山から熊野本宮へと続く、全長85kmの祈りの道を歩くのは
ひとつの夢でした。以前お遍路仲間のSさんが、苦労して小辺路を
歩かれた日記を読み,いつか自分も歩ける日を夢見ていた。

日本山岳会関西支部の記念行事「紀伊山地の参詣道シリーズ」を歩く
シリーズで、今月と、来月で小辺路を一緒に歩かさせてもらえる。
これまでも,吉野大峰奥駈道,大雲取越・小雲取越え,中辺路,果無
山脈など紀伊山地の参詣道を歩かさせてもらった。
(残念ながら,昨年末の伊勢路は欠席)

      

小辺路の入り口高野山金剛三昧院10時に24名がスタートしました。
ゆるやかな登りを15分ほど歩きやっと、大滝口女人堂跡にきました。
この分岐を右に折れたら、ろくろ峠なのですが残念ながら小辺路は左。
走って5分もかからないので寄り道を考えたが、団体行動なので諦める。
(ろくろ峠のことは,カテゴリ「高野山への道」をご覧ください)



女人道に入り落ち葉道になる。天気も最高。視界にに高野の山々がつづく。
真別処の分岐より、女人道と分かれていよいよ小辺路に入る。

     

ろくろ峠から見ていた薄峠へのゆるやかな、よさげな道にやっと歩を進める。
真別処の分岐から薄峠まではゆっくり歩いて30分。峠で休憩タイム。
中島さんよりりんごの差し入れ。甘みがあり、しゃっきとした歯ごたえの林檎は
とても美味しく有難かった。ご馳走さまでした。上着を1枚脱いで出発。

     

薄峠からは少し道が細くなり、下っていく。途中2本の倒木が道を塞いでいた。
途中古い丁石もあり、その辺りより一気に下って行くと川音もきこえだす。



御殿川に架かる赤い橋を渡ると、そこは大滝集落です。
大滝の集落までは、急な舗装道路を登って行くと、立派な休憩所に出会う。
綺麗なトイレが嬉しい。それもウォームレット。時刻も12時。昼食となった。



コメント (4)
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