冬青(そよご)風

常緑樹の森の下に佇み、かたい葉が風にそよいで、ソヨソヨと音をたてる。
ソヨゴの語らいを聞いていただければ幸いです。

春へんろ 4(牟岐より徳増 その3)

2006年03月18日 22時01分54秒 | 歩き遍路・3順目高知編


民宿いくみの遍路休憩所を12時前に出発。2kmほどで東洋大師に到着。
なぜか大きな日の丸の旗が、門前の石垣にでーんと飾られている。
怪僧との噂のご住職、今日はあまりご機嫌がよくないのか無愛想でした。
納経をしてもらった時に、前のページが星の岩屋の朱印だったので、岩屋の
ことをいろいろ尋ねられた。が、あまり詳しく答えられなっかた。
東洋大師の犬、おとなしかったが少しおどおどしていて、寄ってこなかった。

     
    伏越の鼻を越えていよいよ、東洋町ごろごろにはいる。
    今日は波も穏やかで、海風も強くなかった。
    いよいよ、あの岬を越えれば・・と遠くに霞むいくつもの岬を
    目指して歩いていく。

       
    民宿までの距離をしるした「ロッジ尾崎」の看板に何度か出会う。
    おぉっ!なんと、看板のイラストはなまけへんろさんの絵でした。
    ロッジ尾崎もなまけへんろさんの定宿だったんですね。

    昨年雲辺寺の民宿青空屋さんでお遍路仲間が集まって忘年会をした時、
    なまけへんろさんと初めてお会いあいました。
    なまけへんろさんは青空屋さんも定宿にされていました。
    
    なまけへんろさんが、44番大宝寺の手ぬぐいのデザインをされ先日
    出来上がったのを、忘年会をしたメンバーに贈って下さりました。
    そんな理由で、なまけへんろさんの絵に出会うと嬉しくなります。

        
    国道55号線の室戸まで何キロ、高知まで何キロの縦標識と別に、
    四国道路建設事務所の看板が、100m毎に見られた。
    東洋町は「ぽんかんとサーフィンの里」の可愛いイラスト
    その後室戸市ではクジラの絵、羽根町では山桜、奈半利も桜のイラスト。
    (室戸よりカメラ故障で残念ながら看板イラストを撮ることが出来ず
    次回まだ55号線歩きがあるので、町ごとの看板をゲットしたい。

      

      東洋町庄屋谷の法海上人堂にお参りをする。
      最近、無人になってからお堂が荒れているとのネット報告などあり、
      高見さん達がご苦労して建設されたお堂だけに心配していましたが、
      現在は東洋大師さんが管理されており、ちゃんとお守りされている
      ようでしたのが、お堂以外の場所は荒廃がみうけられました。

    

    細長い海岸線歩きが、やっと東洋町より室戸市に変る。
    東洋町も細長かったが、海岸線はあいかわらず岬が、
    幾重にも折り重なり、室戸岬まではまだ25km先である。

    時刻は14時。今夜のお宿徳増まであと10kmとなる。
    少しピッチをあげ、久しぶりの集落佐喜浜を通り過ぎやっと尾崎に。
    早朝6時に歩き始めて、ようやく徳増に着いたのは4時過ぎでした。
    お遍路さんが多く泊まられていて、直ぐにお風呂をいただけなっかた。

    食事の時間に部屋に入ると、通し打ちのお遍路さんがすでに6人。
    遅れて車遍路2人。食事が終わった頃おそくに歩き夫婦遍路。
    素泊まりの若者2人と、合計13人のお遍路さんが泊まられました。
    やはり、春へんろが始まっているのが、実感しました。

    明日部屋からご来光を拝めるのを楽しみにしていたのだが、夜より
    早くも雨。明日は風雨も強くなるとの予報に、覚悟をきめ早寝する。
    47kmはやはり長い、長い距離でした。

    明日より3日目「徳増より奈半利まで」につづく。


日本縦断駅伝 いよいよ明日ゴール 

昨日九州に上陸し、今日は宮崎県を走りぬきいよいよ明日鹿児島。
ゴールの佐多岬。天気も回復し選手、スタッフの皆さんの笑顔のゴールが
しぼむことなく夢を紡いだ若者たちに、大いなる勇気をいただきました。
明日は無事ゴールして、応援したブログ仲間とも喜びを分かちあいたいです。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする