*黄色い人参のサラダ(金美人) 黄色いニンジンを手に入れてきました。
ニンジンの育種の歴史を見ると、オレンジだけでなく、白・紫・赤・黄色など、様々なものがあるようです。
鳥取市の因旗白兎で有名な道の駅『神話の里しろうさぎ』で黄色い人参(金美人)が売ってあり、買ってきました。食べ方は生でスライスしてサラダとして食べるのが甘くて美味しいです。
人参はアジアでもヨーロッパでも、いろんな色の品種があるようでが、スーパーで見かけるのは、薄いオレンジ色の西洋ニンジンばかりですが、黄色い人参は初めてみました。
① 人参を写真のように切り、そのまま食べても甘くて美味しい。
人参・・セリ科ニンジン属の一二年生草本。
人参の原産地は、アフガニスタン北部山岳地帯で、現地では今も赤紫や黄、白などの金時人参に似た野生種が見られるという。
アフガニスタンを原産地とする人参は、ペルシャ人によって東西に運ばれ、西に伝わった野生種は、トルコで亜種間交雑を起こし、現在の西洋系人参の祖先となり、15世紀には紫色の長人参がヨーロッパ一帯に薬用として広まったという。
現在の橙黄色の短根ニンジンは、17,18世紀にオランダで、19世紀以後フランスやアメリカで品種改良によって育成され、その後世界各地に広まった。
これに対し、東方に伝わったアフガニスタン野生種は、13世紀頃中国で夏まき野菜として栽培され、東洋系人参の祖先になる。
日本には、16,7世紀頃、中国から東洋系長人参が入った。薬用のオタネニンジン(ウコギ科多年草。俗に朝鮮人参)に根の形が似ているため、最初セリニンジン、人参菜などと呼ばれたが「菜中第一の美味なり」(『菜譜』)と喜ばれ、短期間に全国に広まった。
明治以後、春まきしても抽苔しにくい西洋系品種が導入され、現在市場に出回っている人参のほとんどが西洋系短根人参となっている