六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

花よ、蝶よ、そして桜桃よ! わが家の花事情。

2021-04-07 15:24:27 | 花便り&花をめぐって

 梅、桜、雪柳、連翹と木々の花は終わってしまい、唯一タンポポのみが、大きな株の中から複数の花を咲かせていたが、やっとツツジの花が開花し始めた。

    
 
 白と赤の樹齢数十年という大きなツツジがそれぞれ一本ずつあるが、まずは白が開花しはじめた。この白には、何年か前からひと枝だけ赤い花をつけるのがあるのだが、それが毎年固定せず、前年とは違った箇所に現れるのがまったくもって不思議だ。

         

      

                        

 ツツジを眺めていたら、すぐ横の紫陽花の葉の上にいるアゲハを見つけた。まだ羽化したばかりと見えて、近づいても逃げない。いい具合に羽を広げたままで乾燥させているようだ。写真に収める。
 しばらく後に見に行ったら、もうあちこち活発に飛び回っている。もうこうなったら頭囲にカメラに収まってはくれない。

             

                            

 ツツジはけっこう長い間咲いているから、蝶を始めいろんな昆虫がやって来ることだろう。いつぞやは、どこから来たのかクマンバチの群れがやっってきて、ひとしきり遊んでいった。

   

           

 2月の末に開花し、3月10日頃には散ってしまった早咲きの桜は、今年は例年になくびっしりと実をつけている。この桜桃、佐藤錦ほど大粒ではないが、完熟すると結構美味しい。
 この近所にやってくるムクドリやヒヨドリが、
「もうそろそろ食べどきだな」
「今年はいつもより早そうだ」
 と、噂し合ったいるのを聴いたような気がして、例年のように不要になったCDを今年は10枚ほどぶら下げた。

 鳥たちよ、最後の何日かはお前たちのためにこのCDは外すつもりだから、それまでは我慢しろよ。

   https://www.youtube.com/watch?v=GyM-VH9SJS8

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80年前のおうち 蘇るわが幼年期

2021-04-05 23:52:03 | 想い出を掘り起こす

 生母の死やその他いろいろあって養父や養母のところへもらわれてきたのが80年前、私が2歳の頃のことであった。その折、やってきた「家」で私はいわゆるものごころがつき、それ以来の記憶は曖昧で色褪せつつあるものの、それを保って現在に至っている。

 その「家」で養父は材木業を営んでいた。しかし、戦争による徴用や招集による入隊のため、15の歳からの丁稚奉公の結果としてやっともつことができたその店を畳まざるを得なくなった。1944年夏のこと、出征先は満州であった。
 同時に、本土空襲が始まり、残された母と私は母方の在所へ疎開しその「家」を離れた。私が5歳の折りだった。

           
          戦前、2歳から5歳まで、私が住んでいた「家」

 その疎開先でやはり空襲に遭い、半焼という目にあったのだが、疎開前の家はというと、周辺まで火の手は迫ったものの、無事に残っていた。疎開から戻ったのは戦後5年もしてからだが、その「家」にはもう戻らなかった。借家借地だったのだ。

 10年ほど前に確認した折、まだその「家」は残っていたが、その後の確認はしていなかった。そして先般、用があってその近辺へでかけた折、少し遠回りをして見に行ったら、なんとまだ現役のまま存在していた。扉や窓はサッシに変えられていたが、全体の面影は往時のままだった。
 「家」の横には、往時、父の売り物だった木材の丸太や製材にかけたものを置く用地があったが、それもそのまま空き地で、駐車場の看板が立っていた。

           
     「家」の横の空き地 ここにはかつて材木商の売り物が置かれていた

 車を止めて小雨のなかしばし写真を撮ったりしていた。
 おそらく、築85年以上になるであろう。外から見た限りでは、建物に損傷や揺るぎはないようだから、おそらく築100年まではもつだろう。
 そして、私のほうが先に逝くことになるだろう。

           
           現住人のこんなかわいい郵便受けが・・・・

 先に、少しばかり同人誌にも書いたが、ここで過ごした幼年期の想い出もいろいろある。
 幼年期の自分の姿を自分で想像することは困難だが、そこに立つと、年上の子たちに引き回されていたついて回りの幼い自分の姿がじんわり浮かんでくるようで、少しうるっときそうになった。

場所が特定されると、現在お住まいの方に迷惑が及ぶことを恐れ、地名などには触れないことにしました。


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弥生の三十一日(みそか)の野菜買い出しと新食材の発見

2021-04-01 00:40:38 | よしなしごと

 弥生の三十一日(みそか)農協野菜売り場へ買い出しに。その近くの交差点でハナズオウ(花蘇芳)がきれいに咲いていた。

     フォト フォト
     フォト フォト

 野菜売り場で買ったもの。総計1,500円余。一番高かったのがタラの芽と里芋の180円。  

        

 それらの野菜の中に、新玉ねぎ(大三個120円)があって、それにそれぞれ十数センチの茎や葉がついていた。見たとこ、とても瑞々しくて切り捨てるに忍びない。

                 

 そこでパッとひらめいたものがあって、さっそく実行してみる。
 三センチぐらいに切って、熱湯でさっと湯がいてザルに上げておく。
 別途、酢味噌を作る。
 冷めたところで両者を合わせ、新玉ねぎの茎や葉の部分のヌタの出来上がりだ。

 シンプルにゴマを振っただけだがこれがなかなかいける。
 旬の筍やウド、ホタルイカや新ワカメと合わせてもうまいと思う。

        

 写真に添えたオニオンスライスの方は、さっと水にさらしてレモンの絞り汁と醤油、それにオカカと和風に仕上げた。

 なぁ~んだ、「廃物利用」かと言われてしまえばそれまでだが・・・・。

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