六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

私の文化財とあでやかな新葉と・・・

2015-04-10 17:47:01 | 写真とおしゃべり
 親しい方から高額の図書券をいただく。
 せっかくだから、「ア、読んだ、読んだ」で済ますような本ではない、じっくりと手元において読み返すような本を買おうと思った。
 たいていの書は図書館で借りるが、返済期限などの関係で、マイペースで、しかも何度も読み返すような読み方はなかなかできない。

          

 名古屋へ出た折に、在庫の豊富な書店に寄って、それらしいものを探した。
 予めネットなどで検索しておいた候補のうちから、それらを手に取り、目次や版の組み方などをじかに確かめる。
 よし、これだというものを一冊選ぶ。

          
 
 菊版で600ページほど、2キロほどもあろうか、ずっしりとした重みが頼もしい。税込みで5,000円超、ポケットマネーだったらなかなか買えない書だ。
 かくして、私の「文化財」が一つ増えた。

          

 今日は違う書を読んでいる。近々、あるところで発表を行うための予習のようなものである。人様の前で発表する以上、やはりきちんと理解してもらえるようにしたい。
 そのために根を詰めると結構疲れる。

          

 ふと目を上げると、二階のテラス越しのマサキの新葉が一段と鮮やかさを増している。こんな緑を眼前にできる私は幸せ者だと思う。
 このマサキの下にはツツジが一本あって、その蕾も次第に目立つようになった。
 あと、10日もしたら開花するのではないだろうか。
 
          

 その頃には引き受けた発表も終えているから、マサキの緑とツツジの白のコラボを楽しみながら、買ってきた本をゆっくりと、丁寧に読みたいものだ。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする