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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

鎮魂と献花

2014-08-15 11:19:42 | 日記
 敗戦記念日、メディアでネットで多くのことが語られている。
 「朝日」の、1、2面の特集がなぜそこなのかいくぶん気になるが、敢えて触れまい。

          

 近隣諸国、2,000万人の死者とこの国の300万人の死者に対し、静かに鎮魂の礼を尽くしたい。ちなみに、敗戦の年、1945(昭20)年、この国の男性の平均寿命は24歳を切っていたという。

          

 鎮魂の対象には私の実父も含まれる。1944年、あの無謀なインパール作戦のビルマ(現ミャンマー)において戦死している。

          

 今日は同時にお盆だ。
 上記の父、私を産んでまもなく亡くなった実母、そして、孤児になった私をこんなにもいい子に育ててくれた養父、養母、彼らの御霊が私の身辺に帰還するこの日、それを丁重に迎えたい。

          

 人間の生は、この世へと現れ、人々と交わったあと、自然にまたこの世を去ってゆく。その極めて当たり前の過程を、禍々しい人為によって、無残に断ち切ることがあってはならない。
コメント (4)
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