六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

別に廃屋マニアではないのですが・・。

2008-12-24 18:05:39 | 写真とおしゃべり
 暖かい冬の陽射しに誘われて、2、3箇所の所用に自転車を用いました。
 物好きの道草好きなので、あちこちで自転車を止めて写真を撮ったりして、なかなか所用が片付きません。
 その中で、印象に残った光景を載せてみましょう。

 

 廃屋の風景です。
 実はこの風景、前に日記で使ったのですが、それがたまたま私の誕生日で、古稀を迎えた日でした。
 ふらふらと行くうちに、そこをまた通りかかったのです。

 
       ほぼ同じアングルで3ヶ月ほど前に撮したもの
 
 わずか3ヶ月ほどの経過ですが、様相は一変しています。
 あれほど旺盛だった植物たちの活動は影をひそめ、廃屋のほとんどがむき出しになっています。
 前にはあまり目立たなかった柿の木が、まだ残っている果実共々、この廃屋にまさにフィットしている感があります。

    

 幾多の植物に付きまとわれてうんざりしているような前の風情より、今回の方がこころなしかカラッとしていて明るいように思います。
 さて、もう少し経って雪でも積もったらどんな表情を見せてくれるのでしょうか。
 物好きな私は、ひょっとしたら出かけるかも知れません。

 

 実は、私の近くにはもう一軒、廃屋があります。
 こちらの方も一度日記に取り上げました。
 <「故郷の廃家」と硫黄島>というタイトルでした。

 
          これは別の廃屋で3月に撮したもの

 別にこうした廃屋から何か教訓めいたことを引き出そうとは思いません。
 「盛者必滅」や「諸行無常」と引っかけたのではあまりにもデフォで面白くも何ともありません。

 にもかかわらず、こうした廃屋にどこか惹かれるのはなぜでしょう。
 答は簡単です。私自身が廃屋に限りなく近いからです。
 でも風雪に耐えてまだ崩壊はしていません。

<以前の日記>
 
コキッ・こきっ・気がつけば古稀。
http://pub.ne.jp/rokumon/?daily_id=20081026
「故郷の廃家」と硫黄島
http://pub.ne.jp/rokumon/?daily_id=20080313





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする