六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

【続報】翌日の大石内蔵助@泉岳寺

2008-12-15 15:44:19 | 歴史を考える
 あ、もしもし。こちらは大石です。
 只今、高輪の泉岳寺に落ち着いています。
 昨夜はお騒がせして申しわけありませんでした。
 ええ、負傷者は若干いますが深手はないようです。

  
            四十七士の墓 泉岳寺

 は?なんですか?
 深夜に人の屋敷に卑怯にも夜襲をかけて老人を殺害するなんてけしからんということですか?
 それはですね、幕府の片手落ちなお裁きがあってですね・・。
 
 は?それなら世論を喚起するとか他に方法があっただろうっておっしゃるんですか?
 でもですね、わがご主君の無念を思うと・・。

 え?それは単なる私恨だろう、主君ったって、短慮な馬鹿殿が公式の場で武器を持って暴れたのだから処分は当然だとおっしゃるのですか?
 そんなことおっしゃったら、私たちの立場はどうなるのですか?

         
        地元では名君と讃えられる吉良上野介像

 は?馬鹿殿に殉じるというつまらない感傷に浸った暴力集団に過ぎないとおっしゃるのですか?
 その上、あわよくば罪を許されて、やれ義士だ、忠臣だということで他藩のお召し抱えを狙ったのではないかですって?
 それはあんまりですよ。

 え?じゃあ、理不尽に殺された吉良上野介や家臣たちはどうなるかですか?
 それはその・・。
 彼らがまた敵討ちをしたら無限のスパイラルだとおっしゃるのですか?
 それはそうなんですが・・。

 は?テロルの応酬ですって?私には難しいことは分かりませんのです。




 

 
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする