―京大iPS研の技術をタカラバイオが実用化へ―
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
タカラバイオ株式会社
国立大学法人京都大学iPS細胞研究所
1000億円もの費用がかかる新薬開発コストの大半を占める臨床段階において、心臓に対する副作用で開発中止となるケースは約20%と一番多く、新薬開発のコスト増の要因となっています。そのため非臨床段階で心臓に対する副作用を正確に予測することが重要です。
そこでNEDOは、医薬品の心臓に対する不整脈などの副作用予測に利用するための、ヒトiPS細胞由来心筋細胞の大量製造技術の開発に着手します。
本プロジェクトでは、京都大学iPS細胞研究所の山下潤教授が開発したiPS細胞から心筋細胞への分化誘導技術をベースとし、新しい安全性評価試験法で求められる品質を備え、製造ロット間の差がない心筋細胞の大量製造を可能とする製造工程をタカラバイオ(株)が確立します。
タカラバイオ(株)は、本プロジェクトで開発した成果をもとに、2015年度中に心筋細胞の商用製造を開始することを目指します。これにより、医薬品の副作用予測に利用される心筋細胞の市場は、5年後に100億円規模にまで成長することが期待されます。NEDO News Release.,2014年10月30日
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
タカラバイオ株式会社
国立大学法人京都大学iPS細胞研究所
1000億円もの費用がかかる新薬開発コストの大半を占める臨床段階において、心臓に対する副作用で開発中止となるケースは約20%と一番多く、新薬開発のコスト増の要因となっています。そのため非臨床段階で心臓に対する副作用を正確に予測することが重要です。
そこでNEDOは、医薬品の心臓に対する不整脈などの副作用予測に利用するための、ヒトiPS細胞由来心筋細胞の大量製造技術の開発に着手します。
本プロジェクトでは、京都大学iPS細胞研究所の山下潤教授が開発したiPS細胞から心筋細胞への分化誘導技術をベースとし、新しい安全性評価試験法で求められる品質を備え、製造ロット間の差がない心筋細胞の大量製造を可能とする製造工程をタカラバイオ(株)が確立します。
タカラバイオ(株)は、本プロジェクトで開発した成果をもとに、2015年度中に心筋細胞の商用製造を開始することを目指します。これにより、医薬品の副作用予測に利用される心筋細胞の市場は、5年後に100億円規模にまで成長することが期待されます。NEDO News Release.,2014年10月30日