◇糸状菌の菌体量測定法
独立行政法人食品総合研究所 特許公開2005-58098
麹菌などの糸状菌、特に増殖中の糸状菌の菌体量を簡便、かつ迅速に定量する方法を開発すること 糸状菌生細胞の染色が可能である蛍光色素を添加した培地に糸状菌を培養し、蛍光測定装置を用いて培養物の蛍光強度を測定し、得られた測定値を、標準溶液の測定値から作成した検量線と対比して糸状菌の菌体量を求めることを特徴とする糸状菌の菌体量測定法。
◇麹菌の固体培養時に発現する遺伝子の検出法
独立行政法人酒類総合研究所特許公開2003-180365
【課題】 麹菌遺伝子発現の検出方法、及び麹菌発酵条件の特異的測定用DNAの提供。
【解決手段】 糸状菌を固体培養したときに発現することができるDNA。
◇糸状菌のモニタリング方法
日本碍子株式会社 特許公開平10-70999
【課題】 活性汚泥中の糸状菌の量を精度よく測定することができる糸状菌のモニタリング方法を提供する。【解決手段】 活性汚泥を蛍光染色剤にて染色し、染色された微生物のみを蛍光顕微鏡を用いて撮像し、画像処理することにより活性汚泥中の糸状菌の量を測定する。蛍光染色剤としてDNA特異的染色剤を使用すれば非生物との識別が容易となり、蛍光染色剤として蛍光標識rRNAプローブを使用すれば菌糸体が未発達の胞子等の段階でも糸状菌の量を正確に測定できる。
◇麹菌体量の測定方法及び測定用試薬
今井 泰彦ほか(キッコーマン株式会社)特許公開平8-70890
【構成】 麹菌体含有試料に細胞壁溶解酵素を作用させることにより遊離するN-アセチル-D-グルコサミンに、N-アシル-D-ヘキソサミンオキシダーゼを作用させてN-アセチル-D-グルコサミンを定量し、この定量値より菌体量を求める麹菌体量の測定方法であり、また、N-アシル-D-ヘキソサミンオキシダーゼを有効成分とする麹菌体量の測定用試薬である。【効果】 麹菌体含有試料、特に固体麹に細胞壁溶解酵素を作用させて得る液のごとき夾雑物質を多く含む試料においても、N-アセチル-D-グルコサミンを簡便な操作で、しかも測定時間を大幅に短縮して、精度よく定量し、麹菌体量を求めることができる。
麹における黄麹菌の増殖量と代謝生産物量との関係
岩野君夫・中沢伸重・伊藤俊彦
日本醸造協会誌 97(12),865-871,(2002)<o:p></o:p>
醤油麹菌体量の簡便測定法
春日正史
日本醸造協会誌 94(2),122-125,(1999)<o:p></o:p>
近赤外分析法の清酒醸造への応用 -麹菌菌体量測定
小島 泰弘・秦洋二
非破壊検査 47(11),810-815 (1998)
醤油麹菌体量の簡便測定法
春日正史・今井泰彦・竹沢,啓介
日本醤油研究所雑誌 24(1),29-34,1998
近赤外分光分析(NIR)法による米麹中の菌体量の測定
荒巻,功
日本醸造協会誌 92(6),386-394 (1997)
近赤外分光分析法による米麹中の菌体量測定と波長帰属
荒巻功
生物工学 73(1),33-36(1995)
近赤外分析法を用いた醤油麹中の麹菌体量の測定
花方寛・田上秀男・門脇,清
日本農芸化学会誌 70(臨時増刊),116(1996)
画像解析による麹菌体量の推定
本多,裕之et.al.,
生物工学会誌 73(5),409-412 (1995)
市販酵素剤を利用した麹菌体量簡易測定法
藤井,史子
日本醸造協会誌 87(10),757-759(1992)
麹菌細胞壁溶解酵素を用いた米麹中の菌体量の測定
五味勝也
日本醸造協会雑誌 82(2),130-133 (1987)
酵素による醤油麹菌体量の定量および菌体量の醸造上の意味について
加藤威
日本農芸化学会誌 50(9),395-402(1976)