バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

線虫における温度走性の分子機構と神経制御機構

2006年04月26日 | NEWSクリッピング
 動物にとって、外部環境の刺激に対して的確に応答することは、自己の生存や種の保存のために非常に重要である。線虫C. elegansは、飼育温度を記憶し温度勾配上で飼育温度へ向かって移動する。この温度走性は、C. elegansにおいて最も直接的に神経系の可塑性を観察できる行動である。C. elegansの神経生物学における最大の利点は、行動(個 体)、ニューロン(細胞)、遺伝子(分子)という3つの階層レベルを統合して神経系機能を理解できる点であり、当研究室では、この利点を生かしながら、温度走性における温度受容機構、飢餓の体験により飼育温度忌避行動が誘導される行動の解析から記憶・学習機構の解明に向けて研究を行っている。http://bunshi3.bio.nagoya-u.ac.jp/bunshi0/PagesJ/ResearchJ.html

◇第26回猿橋賞、森郁恵・名大教授に
朝日新聞2006年04月25日
 「女性科学者に明るい未来をの会」(会長=古在由秀・群馬県立ぐんま天文台長)は25日、優れた女性科学者を対象とした第26回猿橋賞を、名古屋大学大学院理学研究科の森郁恵教授(48)=分子遺伝学=に贈ると発表した。授賞テーマは「感覚と学習行動の遺伝学的研究」。

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