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ES細胞、iPS細胞を用いた血管内皮細胞分化機構の解析 研究課題

2018年01月26日 | 医療 医薬 健康

研究課題/領域番号 09J06481

研究機関 京都大学
特別研究員 山水 康平 京都大学, 再生医科学研究所, 特別研究員(PD)

本研究では、申請者らが構築した胚性幹(embryonic stem : ES)細胞からの内皮細胞分化誘導システムを用いて、血管分化多様化機構、特に新たに見出したcAMPの作用機構を解明を試みた。
血管内皮細胞分化におけるcAMPシグナルの役割
活性化型PKA (CA-PKA)発現をFlk1陽性細胞において発現させたところ、内皮細胞分化や3次元的血管構造形成が著しく促進された。CA-PKA発現により内皮細胞分化が誘導され、Flk1-VEGF165-NRP1タンパク複合体形成も認められた。cAMP/PKAシグナルは血管前駆細胞のVEGFに対する感受性を向上させることで、内皮細胞分化を促進することを明らかにした(Blood,114:3707-3716,2009)。
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-09J06481/

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