バイオの故里から

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酵母細胞を用いたインフルエンザウイルスゲノムの複製・転写系

2007年06月19日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2005-334549 出願日 : 2005年11月18日
公開番号 : 特許公開2007-135487 公開日 : 2007年6月7日
出願人 : 国立大学法人 筑波大学 発明者 : 永田 恭介 外1名

発明の名称 : 酵母細胞を用いたインフルエンザウイルスゲノムの複製・転写系

【課題】これまでマイナス鎖RNAウイルスゲノムを酵母細胞内に導入すること、ならびに
そうしたゲノムが酵母細胞内で複製することは確認されていない。
【解決手段】今回、本発明者は酵母(Saccharomyces cerevisiae)にインフルエンザウイルス粒子より精製したvRNPを導入することにより、酵母内でウイルスRNAゲノムからの転写
・複製反応を起こさせることに成功した。豊富な遺伝情報が蓄積された酵母細胞内で、ウイルスゲノムの複製、ウイルス遺伝子の転写、ウイルスタンパク質の発現が可能となれば、インフルエンザウイルスの感染、宿主内でのその増殖、病原性に関わる特異的な宿主細胞因子を同定することができる。このため本発明は、抗インフルエンザウイルス剤の開発に必須のツール、手法を提供できる。

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