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降圧剤問題、千葉大研究に不正操作なし…高血圧学会

2013年07月02日 | NEWSクリッピング
 日本高血圧学会は2日、製薬会社ノバルティスファーマの降圧薬バルサルタン(製品名ディオバン)を使って千葉大で行われた臨床試験のデータを検証した結果、「特段の不正な操作は見つかっていない」とする中間的な報告を公表した。

 この薬の臨床試験をめぐっては、同社の社員=退職=が研究チームにデータ解析などの担当者として参加しながら、社員の身分を明示せず論文に登場して問題となった。論文の信頼性にも疑問の声が上がり、試験を行った京都府立医大や東京慈恵医大、千葉大などが調査を始めている。

 今回、学会が検証したのは千葉大で平成14~21年に行われ、23年に同学会誌に結果発表された研究。中心となった小室一成教授(現・東京大教授)からデータ提供を受け、外部企業に依頼して再解析したが、結果は論文とほぼ同じ値だったという。産経新聞online 2013.7.2

【関連ニュース】降圧剤研究に製薬社員が身分隠し関与、データに問題も
 製薬会社ノバルティスファーマ(東京)が販売する降圧剤ディオバン(一般名バルサルタン)を使った臨床研究に同社の社員が身分を明示せずに加わっていたことが23日、分かった。同社は「意図的なデータ操作を示すものは判明していない」としているが、内部調査の結果を日本医学会などに報告した。データに問題があるとして撤回された論文が出ており、研究を実施した大学や学会は調査に乗り出した。産経新聞online 2013.5.23

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