英北部のロスリン研究所のチームが、遺伝子を組み換えたニワトリを5世代にわたって飼育し、がん治療薬などに使える成分を卵に分泌させることに成功した。治療薬を安価に大量生産する道を開く可能性があるという。14日付の英日曜紙サンデー・タイムズが報じた。
15日付の米科学アカデミー紀要に発表される。ロスリン研究所は、世界初の体細胞クローン羊「ドリー」を誕生させたことでも知られる。
同紙によると、治療に使えるタンパク質をつくり出すヒトの遺伝子を雄のニワトリのDNAに組み込んだ。この雄と交配した雌のニワトリが産んだ卵の白身から必要なタンパク質を抽出。世代を重ねても、この遺伝子が受け継がれたことが確認されたという。共同通信>>東京新聞 2007年01月14日
15日付の米科学アカデミー紀要に発表される。ロスリン研究所は、世界初の体細胞クローン羊「ドリー」を誕生させたことでも知られる。
同紙によると、治療に使えるタンパク質をつくり出すヒトの遺伝子を雄のニワトリのDNAに組み込んだ。この雄と交配した雌のニワトリが産んだ卵の白身から必要なタンパク質を抽出。世代を重ねても、この遺伝子が受け継がれたことが確認されたという。共同通信>>東京新聞 2007年01月14日