バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

重症アトピー性皮膚炎に対する核酸医薬を用いた新規治療法の開発に関する研究

2007年12月26日 | からだと遺伝子
核酸医薬であるNFκB decoy oligonucleotides (NDON)を用いた重症アトピー性皮膚炎治療薬の開発と臨床応用を目的とし、具体的には
1)自然発症皮膚炎モデルマウスを用いたNDONおよびその他の核酸医薬の治療効果および副作用の検討
2)表皮角化細胞およびランゲルハンス細胞におけるNDON薬理作用の検討
3)生体皮膚への低侵襲・非観血的高分子DNA導入法の開発
4)核酸医薬の臨床研究展開、を主なテーマとして研究を進めている。
平成15年度は、
1)NDONはNC/Ngaマウスに対してタクロリムスと同等の治療効果を発揮する一方、肥満細胞のアポトーシスはNDONに特異的であること
2)NDONが表皮細胞におけるMIP-3α、および関連サイトカインの産生を抑制しうること
3)STAT6デコイがアトピー性皮膚炎治療に有効であること等を明らかにすると共に分担研究者の所属する施設に置いて、第2回臨床研究を行うためのプロトコール作成、倫理委員会への申請を行った。
詳細>>厚生科学研究情報 ¦ アレルギー白書厚生科学研究アトピー性皮膚炎報告抄録

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