岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の松本卓也教授や武田宏明助教らは、再生医療で必要となる移植用の生体組織の成長を促すゲル材料を開発した。細胞に接着しやすい“アミノ酸の塊”を表面につけたゲル材料を作製。マウス由来で唾液の放出に関わる舌の部位「唾液(だえき)腺組織」をこのゲルで3日間培養すると、何も処理しないゲルに比べ組織の大きさが6倍になった。移植用の生体組織の作製時間の短縮につながる。成果は22日、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。 日刊工業新聞 2015年06月23日
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の松本卓也教授や武田宏明助教らは、再生医療で必要となる移植用の生体組織の成長を促すゲル材料を開発した。細胞に接着しやすい“アミノ酸の塊”を表面につけたゲル材料を作製。マウス由来で唾液の放出に関わる舌の部位「唾液(だえき)腺組織」をこのゲルで3日間培養すると、何も処理しないゲルに比べ組織の大きさが6倍になった。移植用の生体組織の作製時間の短縮につながる。成果は22日、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。 日刊工業新聞 2015年06月23日