バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

岡山大、体外で生体組織成長を促す再生移植用ゲル材を開発-“アミノ酸の塊”を表面に

2015年06月23日 | 医療 医薬 健康

 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の松本卓也教授や武田宏明助教らは、再生医療で必要となる移植用の生体組織の成長を促すゲル材料を開発した。細胞に接着しやすい“アミノ酸の塊”を表面につけたゲル材料を作製。マウス由来で唾液の放出に関わる舌の部位「唾液(だえき)腺組織」をこのゲルで3日間培養すると、何も処理しないゲルに比べ組織の大きさが6倍になった。移植用の生体組織の作製時間の短縮につながる。成果は22日、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。 日刊工業新聞 2015年06月23日


血管新生能力5倍、細胞増殖因子も不要-物材機構、血管形成を促す生体由来材料を開発

2015年06月23日 | 細胞と再生医療

 物質・材料研究機構国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(MANA)の田口哲志MANA研究者らは、糖尿病などで血液が流れにくくなった部位に利用すると新しい血管の形成を促す生体由来の材料を開発した。ブタの皮膚由来のゼラチンに、生体内の細胞増殖因子と結合しやすい分子を組み合わせた膜を作製。この膜をラットの皮下に移植したところ、何も処理していないゼラチン膜と比べ5倍の血管新生能力を確認した。日刊工業新聞 2015年06月23日

アルクチゲニン高含有ゴボウシエキス及びその製造方法

2015年06月23日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
【出願人】クラシエ製薬株式会社・独立行政法人国立がん研究センター・国立大学法人富山大学
【課題】アルクチゲニンを高含量に含むゴボウシエキス及びその製造方法を提供し、膵臓癌治療に供する。
【解決手段】ゴボウシに内在する酵素であるβ-グルコシダーゼにより、アルクチインをアルクチゲニンに酵素変換し、エタノールを加えて抽出、濃縮した後、凍結乾燥又は噴霧乾燥することによりアルクチゲニンを高濃度に含有するゴボウシエキスを提供する。ekouhou 特許公開・明細書


乳がん、骨肉腫または前立腺がんの治療剤

2015年06月23日 | 医療 医薬 健康
【発明の名称】腫瘍縮小剤
【出願人】独立行政法人国立がん研究センター・大日本住友製薬株式会社

【公開番号】特開2012-171894(P2012-171894A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)

【課題】腫瘍の治療剤、特に乳がん、骨肉腫または前立腺がんを治療する剤を提供すること。
【解決手段】miR-625*の相補鎖配列である配列番号2で表されるヌクレオチド配列と70%以上の同一性を有するヌクレオチド配列からなり、且つmiR-625*の機能を阻害する活性を有する核酸またはそれを発現し得るベクターを含む、腫瘍、特に乳がん、骨肉腫または前立腺がんの治療剤。ekouhou 特許公開・明細書

APC-bindingproteinEB1を用いた大腸癌の診断、治療法

2015年06月23日 | 癌 ガン がん 腫瘍
【出願人】独立行政法人国立がん研究センター ・株式会社バイオマトリックス研究所

【公開番号】特開2012-225822(P2012-225822A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)

【課題】大腸癌の診断法および治療法を提供する。より詳しくは、APC-binding protein EB1を用いた大腸癌の検査方法を提供し、又はAPC-binding protein EB1を標的とした治療法を提供する。
【解決手段】APC-binding protein EB1を大腸癌の診断をする検査法のマーカーとすることによる。APC-binding protein EB1の有無を調べた結果、大腸癌細胞ではAPC-binding
protein EB1の発現が著しく高く、大腸正常粘膜細胞ではAPC-binding protein EB1の発現が著しくひくかった。APC-binding protein EB1の検出又は定量は免疫学的手法によることができる。または、APC-binding protein EB1の発現を抑制することで大腸癌細胞の増殖を抑制することによる。APC-binding protein EB1の発現を大腸癌細胞で抑制したところ、著しい発現抑制を認めた。 ekouhou 特許公開・明細書


肝臓及び脾臓からのクリアランス性能を向上させた111In封入リポソーム

2015年06月23日 | 医薬工学 製剤 DDS
【発明の名称】111In封入リポソーム

【公開番号】特開2013-71891(P2013-71891A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)

【出願人】独立行政法人国立がん研究センター

【課題】腫瘍への高い集積性を保持し、かつ、肝臓及び脾臓からのクリアランス性能を向上させた111In封入リポソームを提供する。
【解決手段】本発明は、リン脂質を用いて製造されたリポソーム中に111Inとエチレンジシステインとの錯体を封入させた111In封入リポソームである。ekouhou 特許公開・明細書


胃癌の再発を判定する方法

2015年06月23日 | 癌 ガン がん 腫瘍
【公開番号】特開2013-102716(P2013-102716A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)

【出願人】独立行政法人国立がん研究センター ・住友ベークライト株式会社

【課題】簡便かつ精度良く胃癌の再発を判定できる実用的な方法を提供する。
【解決手段】胃癌試料中に含まれる胃癌細胞に特異的なマーカー遺伝子の少なくとも一部の領域をポリメラーゼ連鎖反応(PCR)により増幅するとともに標識して前記マーカー遺伝子の標識断片を取得するステップを含み、陰性コントロールプローブが固定された位置で測定された標識強度を基準として、マーカー遺伝子検出用プローブが固定された位置で測定された標識強度の結果が、所定の閾値を超えたとき、胃癌試料が陽性であると判定するステップを含む。ekouhou 特許公開・明細書


乳がんの抗がん剤耐性メカニズムにマイクロRNAが関与

2015年06月23日 | 癌 ガン がん 腫瘍

抗がん剤感受性の指標や抗がん剤耐性克服に期待

国立研究開発法人 国立がん研究センター(理事長:堀田知光、所在地:東京都中央区、略称:国がん)は、乳がんにおける抗がん剤耐性が特定のマイクロRNA*1の発現低下あるいは欠損により誘導されることを世界に先駆けて明らかにしました。
http://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20150615.html


日米中、MERSの抗体抽出に成功…臨床段階までは至らず 韓国・中央日報

2015年06月23日 | NEWSクリッピング
日米中、MERSの抗体抽出に成功…臨床段階までは至らず(1)

中東で3年前に初めて発症したMERSのワクチンや治療剤はこれまで普及していない。MERS治療剤を研究してきた日本・米国・中国などの研究チームが抗体抽出には成功したが、実際の臨床試験段階までは至っていない状況だ。 中央日報日本語版 2015年06月22日

日米中、MERSの抗体抽出に成功…臨床段階までは至らず(2)
中央日報日本語版2015年06月22日


遺伝子発現抑制用二本鎖核酸分子

2015年06月23日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸
発明者:立花 亮・田辺 利住
出願人:公立大学法人大阪市立大学

遺伝子サイレンシング機構を介した遺伝子発現抑制に関与する改良された二本鎖核酸分子及びその製造方法、並びに該二本鎖核酸分子を含む医薬組成物の提供。
18~28塩基長のアンチセンス鎖、及びアンチセンス鎖に対して十分に相補的な配列からなる相補的部分と、5'末端に2~100塩基長の一本鎖突出部分とを含む、センス鎖を含み、該相補的部分を介してセンス鎖とアンチセンス鎖が塩基対合する遺伝子発現抑制用二本鎖核酸分子、及びその製造方法、並びに該二本鎖核酸分子を有効成分として含有する医薬組成物。J-Store >>国内特許コード P150012049