バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

アスベストの暗雲を取り除く

2008年04月14日 | 医療 医薬 健康
Science NOWより
Clearing the Air Over Asbestos
10 April 2008
http://sciencenow.sciencemag.org/cgi/content/full/2008/410/1?etoc

アスベストによる肺がん発生の謎を解決したかもしれない。
Tschoppらが肺にいる免疫細胞をアスベストに暴露するとNalp3と呼ばれるインフラマソームを活性化してインターロイキン-1ベータ(IL-1b)を放出させることを示した。そしてNalp3欠損マウスをアスベストに9日間暴露したところ、肺の炎症やIL-1bレベルが少なく、Nalp3がアスベストの悪影響の一部に関与することを確認した。Tschoppはアスベストによる慢性炎症が肺傷害やがんを誘発すると考えている。この結果は、関節リューマチの治療薬であるIL-1b阻害薬Anakinraがアスベストによる傷害予防に使える可能性を示唆する。出典:食品安全情報Blog.,2008-04-11

リボフラビンを生産する微生物及びこれを用いたリボフラビンの生産方法

2008年04月14日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2003-142502 出願日 : 2003年5月20日
公開番号 : 特許公開2004-180672 公開日 : 2004年7月2日
出願人 : シージェイ コーポレーション 発明者 : 李 光 鎬 外5名

発明の名称 : リボフラビンを生産する微生物及びこれを用いたリボフラビンの生産方法

【課題】リボフラビンを生産し、プロリン類似体に対して耐性を有するバチラス・サブチリス及び前記微生物を用いてリボフラビンを生産する方法を提供する。
【解決手段】バチラス・サブチリスは、プロリン類似体に対して耐性を有するために菌体内のプロリン合成が増加して浸透圧耐性が強化されることによってリボフラビンを高濃度及び高収率で生産できる。したがって、本発明は前記微生物を培養し、その培養物からリボフラビンを大量で収得できる。

出願番号 : 特許出願2003-142491 出願日 : 2003年5月20日
公開番号 : 特許公開2004-180671 公開日 : 2004年7月2日
出願人 : シージェイ コーポレーション 発明者 : 李 光 鎬 外5名

発明の名称 : リボフラビンを生産する微生物及びこれを用いたリボフラビンの生産方法

【課題】リボフラビンを生産し、スレオニン類似体に対して耐性を有するバチラス・サブチリス及び前記微生物を用いてリボフラビンを生産する方法を提供する。
【解決手段】バチラス・サブチリスは、スレオニン類似体に対して高い耐性を有し、リボフラビンを高濃度及び高収率で生産できる。よって、前記微生物を培養し、その培養物からリボフラビンを大量で収得できる。




γ-アミノ酪酸とオルニチンを含有する食品の製造方法

2008年04月14日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 : 特許出願2006-189435 出願日 : 2006年7月10日
公開番号 : 特許公開2008-17703 公開日 : 2008年1月31日
出願人 : ユニチカ株式会社 発明者 : 中村 亮太 外3名

発明の名称 : γ-アミノ酪酸とオルニチンを含有する食品の製造方法

【課題】GABAとオルニチンの両方を同時に効率よく製造できる方法を提供する。また、食品中のGABAとオルニチン含量を、各々の純品又は/及びそれらの塩又は/及びそれらの含有物を添加することなく、かつ、効率よく増加させる方法を提供する。この方法により、GABAとオルニチンを必要量無理なく継続的に摂取することを可能にする組成物および飲食品を提供する。
【解決手段】グルタミン酸又は/及びその塩類と、アルギニン又は/及びその塩類を含有する、培地或いは食品原料に、γ-アミノ酪酸生産能とオルニチン生産能の両方を有する乳酸菌を接種し乳酸発酵を行う。 明細書PDF→バイオ塾情報創庫DB 2008-04-14

微生物ゲノム中に、外来遺伝子ゲノムDNAを再構成する方法

2008年04月14日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2003-389439 出願日 : 2003年11月19日
公開番号 : 特許公開2004-180679 公開日 : 2004年7月2日
出願人 : 三菱化学株式会社 発明者 : 板谷 光泰 外1名

発明の名称 : ゲノムDNAを再構成する方法

【目的】 微生物ゲノム中に、分断されてクローニングされている外来遺伝子を構成するゲノムDNAを効率よく再構成する方法を提供する。
【構成】 50kb以上の目的DNAを有するプラスミドを用いて、該プラスミド中の目的DNAをはさむ2つの相同配列を予め挿入したゲノムを有する微生物を形質転換することにより、50kb以上の目的DNAを一度に微生物ゲノム中に導入した。本法を用いて、プラスミド中に分断されてクローニングされている外来遺伝子を構成するゲノムDNAを微生物ゲノム中に再構成することができ、再構成されたゲノム遺伝子を遺伝子改変非ヒト動物又は植物の作製等に好適に用いることができる。

ウサギ肝臓由来のエステラーゼを発現する微生物

2008年04月14日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2003-392161 出願日 : 2003年11月21日
公開番号 : 特許公開2004-180681 公開日 : 2004年7月2日
出願人 : 長瀬産業株式会社 発明者 : 西本 幸史 外1名

発明の名称 : ウサギ肝臓由来のエステラーゼを発現する微生物およびそれを用いたウサギ肝臓由来のエステラーゼの製造方法

【課題】 微生物を宿主とした異種の発現システムを利用することにより、ウサギ肝臓由来のエステラーゼを効率よくかつ大量に生産する方法を提供すること。
【解決手段】 ウサギ肝臓由来のエステラーゼ遺伝子を含有する組換えベクター、該ベクターを含む形質転換体、およびそれを用いたエステラーゼの製造方法が開示されている。好ましくは、本発明の形質転換体は、ピチア属(Pichia属)またはシゾサッカロマイセス属(Schizosaccharomyces属)を宿主とする。本発明の形質転換体を培養することにより、ウサギ肝臓由来のエステラーゼを効率的に製造することができる。

溶菌遺伝子を組み込んだプラスミドによる遺伝子治療用組成物

2008年04月14日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願2003-404062 出願日 : 2003年12月3日
公開番号 : 特許公開2004-194654 公開日 : 2004年7月15日
出願人 : 独立行政法人 科学技術振興機構 発明者 : 西原 徹

発明の名称 : バクテリオファージ由来の溶菌遺伝子と溶菌遺伝子を組み込んだプラスミドによる遺伝子治療用組成物

【課題】本発明は、従来のファージ治療の利点を生かしつつ、ファージを用いる欠点を改善することができる感染症に対する新たな医薬組成物、及びそのためのプラスミドなどを提供する。
【解決手段】本発明は、ファージ全体を使用するのではなく、ファージが持つ溶菌遺伝子を組み込んだプラスミドを用い、このプラスミドに組み込まれた溶菌遺伝子を病原性の微生物中で発現させて細菌などの微生物を溶解することを特徴とする医薬組成物等に関する。
本発明は、バクテリオファージの溶菌遺伝子を含有する遺伝子構築物、及び製薬上許容される担体を含有してなる医薬組成物、そのためのプラスミドなどの遺伝子構築物、並びにそれを用いた微生物の溶解剤、及び当該溶解剤を用いたヒト以外における病原性微生物を溶解させる方法に関する。詳細>>J-Store 特許コード P05P002013

新規FKI-0929物質およびその製造法

2008年04月14日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
出願番号 : 特許出願2002-364701 出願日 : 2002年12月17日
公開番号 : 特許公開2004-196680 公開日 : 2004年7月15日
出願人 : 社団法人北里研究所 発明者 : 大村 智 外4名

発明の名称 : 新規FKI-0929物質およびその製造法

【課題】FKI-0929-B物質およびFKI-0929-C物質がラノステロール合成酵素に対して阻害活性を示すことにより、ヒトのコレステロール蓄積に起因する疾病の予防剤、治療剤や抗真菌剤として臨床できることが期待される。
【解決手段】糸状菌に属し、FKI-0929-B物質及び/又はFKI-0929-C物質を産生する能力を有する微生物を培地に培養して、その培養物中にFKI-0929-B物質及び/又はFKI-0929-C物質を蓄積せしめ、該培養物からFKI-0929-B物質及び/又はFKI-0929-C物質を採取する。

新規抗生物質ムラミノミシン(Muraminomicin)

2008年04月14日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2003-391440 出願日 : 2003年11月20日
公開番号 : 特許公開2004-196780 公開日 : 2004年7月15日
出願人 : 三共株式会社 発明者 : 村松 康範 外5名

従来のタイプの薬剤とは交差耐性がなく、かつ、優れた抗菌活性を有する化合物を提供すること。
【解決手段】下記一般式(I)で表される化合物等。
【化1】

[式中、Rは、炭化水素鎖である]

アルカリプロテアーゼ

2008年04月14日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2002-372506 出願日 : 2002年12月24日
公開番号 : 特許公開2004-201532 公開日 : 2004年7月22日
出願人 : 花王株式会社 発明者 : 奥田 光美 外3名

発明の名称 : アルカリプロテアーゼ

【課題】洗剤用アルカリプロテアーゼ或いは従来の真性ズブチリシンと比べて分子量が大きく、且つアミノ酸配列において相同性が低い新たな洗剤用アルカリプロテアーゼ並びにこれをコードする遺伝子を提供する。
【解決手段】以下の(a)又は(b)のタンパク質:(a)Bacillus.sp由来の特定のアミノ酸配列からなるタンパク質、(b)(a)のアミノ酸配列において、1若しくは2以上のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、且つアルカリプロテアーゼ活性を有するタンパク質;(a)のタンパク質のアミノ酸配列と80%以上の相同性を有するアミノ酸配列からなり、且つアルカリプロテアーゼ活性を有するタンパク質;当該タンパク質をコードする遺伝子;当該遺伝子を含有する組換えベクター;該組換えベクターを有する形質転換体。

出願番号 : 特許出願2003-122430 出願日 : 2003年4月25日
公開番号 : 特許公開2004-187669 公開日 : 2004年7月8日
出願人 : 花王株式会社 発明者 : 佐藤 剛 外4名

発明の名称 : アルカリプロテアーゼ

【課題】特定のアルカリプロテアーゼについて、その分泌能を高める技術を提供する。
【解決手段】プレプロ配列を有するアルカリプロテアーゼであって、当該プレプロ配列が、特定のアミノ酸配列又はこれと80%以上の相同性を有する配列において、当該特定のアミノ酸配列の(a)52位、(b)75位、(c)142位又はこれらに相当する位置のアミノ酸残基が、下記アミノ酸残基; (a)位置:アスパラギン酸、アルギニン (b)位置:アラニン、アルギニン (c)位置:リジンに置換された変異プレプロ配列であり、成熟酵素としては、上記特定のアミノ酸配列又はこれと80%以上の相同性を有するアミノ酸配列からなるアルカリプロテアーゼ;これをコードする遺伝子。遺伝子を含有するベクター、形質転換体などを提供する。

ATPを必要とする反応を介した物質の製造方法

2008年04月14日 | ファインケミカル 中間体
出願番号 : 特許出願2002-374489 出願日 : 2002年12月25日
公開番号 : 特許公開2004-201577 公開日 : 2004年7月22日
出願人 : 味の素株式会社 発明者 : 板屋 寛 外2名

発明の名称 : ATPを必要とする反応を介した物質の製造方法

【課題】ATPを必要とする酵素反応を必要とする物質の生産において、その酵素反応に関与する酵素タンパク質を微生物に生産させるとともに、前記酵素タンパク質が触媒する酵素反応を利用して効率よく物質生産を行う方法であって、前記酵素反応を進行させるために前記酵素タンパク質を生産している微生物以外の関与およびATPの添加を必要としない方法を提供すること。
【解決手段】ATPを必要とする酵素反応の生成物である物質の製造方法であって、ATPを必要とする酵素反応を触媒する酵素タンパク質を微生物に産生および分泌させること、および、前記酵素タンパク質が触媒する酵素反応を進行させて反応生成物を得ることを含み、前記酵素タンパク質が触媒する反応の進行を維持するためのATPが前記酵素タンパク質を生産している微生物から供給される、前記