バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

糖尿病治療に朗報か、インスリン分泌「幹細胞」発見

2008年01月27日 | 細胞と再生医療
血糖値を下げるインスリンを分泌する膵臓(すいぞう)のベータ細胞のもとになる幹細胞を、ベルギーなどの研究チームがマウスで見つけた。幹細胞が人間でも見つかれば、ベータ細胞の破壊で起こる1型糖尿病の治療の可能性も広がる。科学誌セル最新号に発表された。読売新聞WEB版 2008-01-26

中性脂肪および過酸化脂質生成抑制剤

2008年01月27日 | 健康・栄養機能性成分
【発明者】平山 伸  植田 良平

【課題】ヒト及び家畜等の動物に対する毒性が低く、且つ効果的な中性脂肪(即ち、トリグリセリド)の生成抑制剤の提供。
【解決手段】D-システノール酸を有効成分として具備する中性脂肪及び過酸化脂質生成抑制剤。 J-tokkyo 特開2002-20280
註)D-システノール酸(C3H9NO4S:分子量155)は1957年にB.Wickbergが紅藻から分離し同定して以来、1963年に伊藤(広島大)によって、海藻中の緑藻や褐藻に存在することが明らかにされている。また、イワシの中にD-システノール酸が含まれていることが知られており、その血栓防止効果が医薬品の原料として期待され、イワシから抽出したD-システノール酸について、血液凝固防止を目的とした血栓症の治療及び予防剤に関する発明が出願されている(特願昭61-47880)他、システノール酸またはその胆汁酸抱合体を含有するコレステロール低下剤についても出願されている(特願平3-49113等)。


向上された二酸化窒素取り込み能及び同化能を有する木本植物

2008年01月27日 | 医療 医薬 健康
【発明者】森川 弘道 高橋 美佐

【課題】大気中の二酸化窒素を効率よく吸収、同化して、市街地等の環境においても、二酸化窒素取り込み能及び同化能を安定的に発揮することができる手段、特に樹木を提供すること。
【解決手段】亜硝酸還元酵素活性を有する外因性のポリペプチドをコードした核酸を発現可能に保持し、向上された二酸化窒素取り込み能及び同化能を有する、トランスジェニック木本植物又はその子孫。また該トランスジェニック木本植物又はその子孫を、NOXを含有した大気下に生育させる、NOXの低減方法。 J-tokkyo
特開2007-228858

ヒト肝細胞キメララットの作製方法

2008年01月27日 | 細胞と再生医療
【発明者】吉里 勝利 向谷 知世 五十嵐 友香 立花 亜里 浅原 利正 大段 秀樹

【課題】ラットに、ヒト肝細胞キメラマウスから分離したヒト肝細胞を移植する方法の提供。
【解決手段】ラット骨髄細胞の95%以上が免疫不全マウスの骨髄細胞に置換している骨髄細胞置換ラットに、ヒト肝細胞キメラマウスから回収したヒト肝細胞とマウス肝細胞とをヒト肝細胞を特異的に認識する抗体を用いて、分離し、純化したヒト肝細胞を移植する方法、および、X線を照射した若齢ラットに、免疫不全マウスの骨髄を移植した骨髄細胞置換ラット。 J-tokkyo 特開2007-228962

癌の病態進行を予測する方法

2008年01月27日 | 創薬 生化学 薬理学
【発明者】河野 修興 満田 一博 横山 彰仁 近藤 圭一 中島 正光
【要約】 【課題】肺癌とMUC1の遺伝子多型性の関係を明らかにし、それによって肺癌の病態進行を予測するための新たな方法を提供すること。
【解決手段】MUC1の繰り返し配列の数が多いと、肺などにおける腺癌の予後が悪いという知見が得られた。よってこの数を指標として、癌の病態進行を予測する事が可能となり、癌の診断及び治療のための新たな途を提供する。 J-tokkyo 特開2006-238823

組み換え微生物、有機性廃棄物の嫌気性消化方法

2008年01月27日 | BioTech生物工学 遺伝子工学

【発明者】大宮 邦雄 粟冠 和郎 木村 哲哉 森本 兼司
【要約】 【課題】有機性廃棄物の嫌気性消化において、易分解性であるグルコース、デンプン等が多量に併存する条件下においてもセルロースの分解効率を有効に向上させる。
【解決手段】嫌気性微生物に対して、カタボライト抑制を受けない遺伝子のプロモーター領域と連結されたセルロース分解酵素遺伝子を導入した組み換え微生物。これらの組み換え微生物を添加して有機性廃棄物を嫌気的条件下に発酵させる有機性廃棄物の嫌気性消化方法。好ましくは、発酵を、有機性廃棄物を嫌気的条件下に水素発酵させる予備発酵と、この予備発酵液をメタン発酵液に添加し、嫌気的条件下に高効率のメタン発酵を行わせる本発酵との2段階で行う。 J-tokkyo 特開2004-261144

マウスiPS細胞で角膜再生へ 東北大教授ら

2008年01月27日 | 細胞と再生医療
東北大の西田幸二教授(眼科)らのチームが、マウスの体細胞から作られた万能細胞(iPS細胞)を使い、角膜になる幹細胞にまで分化させて培養することに、京都大との共同研究で成功した。今後、人間のiPS細胞を使った実験を計画、すでに臨床応用されている角膜移植などと組み合わせることで拒絶反応のない再生治療の実現をめざすという。Asahi.com.,2008-01-26
iPS万能細胞DB→バイオ塾情報創庫DB 2008-01-27

骨髄移植併用で拒絶反応回避 免疫抑制剤なし、米で成功

2008年01月27日 | 医療 医薬 健康
 腎臓移植の手術を受けた患者に、免疫抑制剤なしでも拒絶反応が起きないようにすることに米ハーバード大の研究チームが成功した。骨髄移植を併用する新しい治療法で、24日発行の米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表した。Asahi.com., 2008年01月26日