バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

移植で提供者の血液型に 豪少女、世界初の症例か

2008年01月26日 | 医療 医薬 健康
 肝臓移植を受けたオーストラリアの少女(15)が、臓器提供者(ドナー)と同じ血液型と免疫システムに自然に変わり、拒絶反応を抑える免疫抑制剤の必要がなくなったことが分かった。米医学誌に極めて特異なケースとして掲載され、医師は「こうした例は世界的に知られていない」としている。MSN産経ニュース2008-01-26

血管新生抑制剤

2008年01月26日 | 医療 医薬 健康
出願番号 特願2006-171741
公開番号 特開2008-001623
出願日 平成18年6月21日(2006.6.21)
公開日 平成20年1月10日(2008.1.10)
発明者 平田 孝 菅原 達也
出願人 国立大学法人京都大学

発明の概要 【課題】安全且つ優れた血管新生抑制剤。
【解決手段】フコキサンチン及び/又はフコキサンチノールを含有する血管新生抑制剤及び医薬組成物。ならびに、フコキサンチノールを含有する化粧料組成物。

従来技術、競合技術の概要 【背景技術】既存の血管(毛細血管等)から新たな血管が生じ、伸長することを血管新生と呼ぶ。血管新生は、糖尿病性網膜症、アテローム性動脈硬化症等の病態悪化と深く関わっており、近年、血管新生抑制物質によるこれらの疾患の治療や予防が勧められてきた。血管新生抑制を目的とした薬剤の開発は盛んに行われているものの、合成された薬剤では予期しない副作用等が懸念され、安全性の点で問題が生じている(例えば、非特許文献1)。この様な背景から、天然物由来であって、優れた血管新生抑制作用を有する物質が求められている。J-Store 特許コード P07A013070
【非特許文献1】細胞工学 Vol.14,No.4,1995,第426~431頁

ニューロライシンの発現およびその利用

2008年01月26日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 特願2007-077782
公開番号 特開2007-295925
出願日 平成19年3月23日(2007.3.23)
公開日 平成19年11月15日(2007.11.15)
発明者 植田 充美 門之園 哲哉 加藤 倫子
出願人 国立大学法人京都大学

発明の概要 【課題】MMPの阻害剤の候補物質の探索を安全かつ効率的に行い得る手法を提供すること。
【解決手段】ニューロライシンは、ある種のMMPと同様の基質特異性を有するので、MMPの阻害剤の評価および探索に用いられ得る。ニューロライシンを細胞表層に有する酵母は、酵素の基質特異性の解析に有用である。この酵母は、分泌シグナルをコードする配列、ニューロライシンの構造遺伝子の塩基配列、細胞表層局在タンパク質の一部をコードする配列およびGPIアンカー付着認識シグナルをコードする配列をこの順で有するDNAを導入して得られ得る。J-Store 特許コード P07A013071

RNAi法を用いた有用アルカロイド生合成中間体の生産法

2008年01月26日 | ファインケミカル 中間体
出願番号 特願2005-514384
国際出願番号 PCT/JP2004/013449
国際公開番号 WO 2005/033305
国際出願日 平成16年9月15日(2004.9.15)
国際公開日 平成17年4月14日(2005.4.14)
発明者 佐藤 文彦
出願人 国立大学法人京都大学

発明の概要 【要約】アルカロイドを産生する植物細胞、植物組織または植物体においてRNAi法を用いて、目的とするアルカロイド生合成中間体を基質とする酵素の発現を阻害することを含む、アルカロイド生合成中間体の生産方法および該方法に用いるRNAi遺伝子を提供する。 J-Store 特許コード P07S000046

ホルムアルデヒドに対する耐性を植物に付与する方法

2008年01月26日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
発明の名称 ホルムアルデヒドに対する耐性を植物に付与する方法、環境中のホルムアルデヒドを植物に吸収させる方法
出願番号 特願2005-516046
国際出願番号 PCT/JP2004/018665
国際公開番号 WO 2005/054474
国際出願日 平成16年12月3日(2004.12.3)
国際公開日 平成17年6月16日(2005.6.16)
発明者 泉井 桂 陳 麗梅 加藤 暢夫 阪井 康能 由里本 博也
出願人 国立大学法人京都大学

発明の概要 【要約】本発明により、ヘキスロース-6-リン酸合成酵素の遺伝子及び6-ホスホヘキスロースイソメラーゼの遺伝子を植物に導入して葉緑体内において発現させることにより、カルビン回路を介してホルムアルデヒドを代謝させる経路を有する形質転換植物が与えられた。本発明の形質転換植物は、ホルムアルデヒドに対する耐性を有し、かつ環境中のホルムアルデヒドを有意に低減させることが可能である。よって本発明の形質転換植物を住居やオフィスなどに設置することにより、環境浄化を行うことができると考えられる。 J-Store 特許コード P07S000047

改変γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(改変GGT)の製造方法

2008年01月26日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
発明の名称 グルタリル-7-アミノセファロスポラン酸(GL-7-ACA)アシラーゼ活性が増強された改変γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(改変GGT)の製造方法
出願番号 特願2005-517714
国際出願番号 PCT/JP2005/001533
国際公開番号 WO 2005/075652
国際出願日 平成17年2月2日(2005.2.2)
国際公開日 平成17年8月18日(2005.8.18)
発明者 鈴木 秀之 熊谷 英彦
出願人 国立大学法人京都大学

発明の概要 【要約】 生物界に広く分布している酵素であるγ-グルタミルトランスペプチダーゼ(GGT)を用いて、グルタリル-7-アミノセファロスポラン酸(GL-7-ACA)アシラーゼ活性が増強された改変ペプチド(即ち、改変GGT)を製造することを本発明の課題とする。本発明に従って、GGTにおいて、1)γ-グルタミル化合物と相互作用するアミノ酸残基、又は2)活性中心周辺領域におけるアミノ酸残基、からなる群より選択される1又はそれ以上のアミノ酸残基を他のアミノ酸残基で置換することによって、グルタリル-7-アミノセファロスポラン酸(GL-7-ACA)アシラーゼ活性が増強された改変GGTを製造することができる。 J-Store 特許コード P07S000048

新規な育毛剤、抗脱毛症剤

2008年01月26日 | 医療 医薬 健康
出願番号 特願2006-510557
国際出願番号 PCT/JP2005/004033
国際公開番号 WO 2005/082395
国際出願日 平成17年3月2日(2005.3.2)
国際公開日 平成17年9月9日(2005.9.9)
発明者 吉川 正明 釣木 隆弘 伊藤 綾香
出願人 国立大学法人京都大学

発明の概要 【要約】Arg-Pro-Leu-Lys-Pro-Trpで示されるペプチドは、毛周期の休止期から成長期への移行を促進することにより、育毛促進効果を有することが見出された。よって本発明により、Arg-Pro-Leu-Lys-Pro-Trpで示されるペプチドを有効成分とする育毛剤、及び上記ペプチドを用いて育毛を促進する方法が提供された。また上記ペプチドは抗癌剤の副作用である脱毛症に対して有効であることが見出された。よって本発明により、Arg-Pro-Leu-Lys-Pro-Trpで示されるペプチドを有効成分とする抗脱毛症剤、及び上記ペプチドを用いて脱毛を抑制する方法が提供された。本発明のペプチドの育毛促進効果と抗脱毛症効果は経口投与で有効であるために、その利用価値は大きいと考えられる。 J-Store 特許コード P07S000049

慶大など新型万能細胞バンク・5年後までに200種類

2008年01月26日 | 医療 医薬 健康
 京都大学の山中伸弥教授が開発に成功したヒト新型万能細胞(iPS細胞)を大量にそろえる幹細胞バンクづくりに、慶応義塾大学の岡野栄之教授が国立病院機構・大阪医療センターと共同で乗り出す。5年後までに200種類を作る計画だ。研究促進のほか、必要なときにすぐ使えるようにして将来の臨床応用に向けた足がかりとする。
 4月にもバンクづくりに着手する。大阪医療センターの患者から、出産時に廃棄されるへその緒の血液など不要組織の提供を受けて作る。多くのヒトiPS細胞を作製したうえでそれぞれの性質の違いを比較するなど基礎研究が目的だが、将来的には医療への応用や他の研究機関への分配なども視野に入れている。日経ネット2008-01-25

ゲノム合成 (毎日新聞・余禄)

2008年01月26日 | 生命科学 生物誌
▲米研究所のチームはある細菌の全遺伝情報(ゲノム)を含むDNAを人工的に合成するのに成功したという。過去にウイルスでのゲノム合成の例はあるが、自己増殖能力のある細菌では初めてだ。いわば思い通りのDNAを持つ「人工生命」の創出への扉を大きく開いた形である。→ 毎日新聞 2008年1月26日

拒絶反応なしの腎移植成功、提供者の骨髄を注入…米チーム

2008年01月26日 | 医療 医薬 健康
 白血球の型が完全には一致しない家族から生体腎移植を受ける患者に、臓器提供者の骨髄も一緒に移植して拒絶反応を抑えることに、米マサチューセッツ総合病院などのチームが成功した。
 患者が副作用のある免疫抑制剤から解放される画期的な成果で、24日付の米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに論文が掲載された。読売新聞WEB版 2008-01-25