イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

温ったかいですね

2007-12-04 21:12:05 | スポーツ

昨夜は『くりぃむナントカ』(テレビ朝日系)を出会いがしら視聴。北京五輪野球予選で、ずいぶん遅くまでずれ込んだんですね。結局台湾を下して星野ジャパン五輪出場なった様子で、そっちはめでたしめでたし。のび太古田敦也さんの限りなく応援に近い解説、五輪本番でも聞けるかな。

一方“ナントカ‐1グランプリ”で審査員席に座ってたM1チャンピオンOB3組は、どうしちゃったのかってぐらいカドが取れて、面白くもなんともなくなってた。この人たちを一瞬でも「面白い!」と思った時期、と言うか時間があったのが信じられないくらい。

2002ますだおかだ2004アンタッチャブル2005ブラックマヨネーズ。これに01年中川家・03年フットボールアワー・06年チュートリアルが加わればコンプリートなんですが、こうして並べて見ると、M1も焼き畑農法式のシステムなんだなぁという気がする。

全員、おもしろさが磨り減ってると言うより、TVに出ている、出してもらってるということの有り難味が自他ともに思いっきりなくなり、やることなすこと「当たり前」になってきた。中ではアンタ山崎がまだ若干“攻めて”いるかな。あとますだが見た目締まって綺麗めになったぐらい。

一方現役のM1チャレンジャーとして麒麟トータルテンボスが参戦していましたが、トタテンはともかく麒麟は『ホームレス中学生』田村が印税長者になってしまったからなあ。くりぃむ上田に「(M1チャンピオンの賞金山分けで)500万もらってもハシタガネって感じでしょ?」と水を向けられて「ハシタガネです」って言っちゃってましたからね。

何より川嶋の、スピードワゴン井戸田の安達祐実さんとの結婚後の小沢と、体温退き方、顔つきのしらけ方がよく似ている。もう漫才で必死に上を目指していくのバカらしくなったんじゃないかな。

0306年の間に一度は麒麟にM1かオンバトチャンピオンを取らせてあげたいと思ったけど、いまとなっては取らないでラッキー。吉本興業も、どっちか取るまで『ホームレス中学生』の出版を待ってあげてもよかったんじゃないかと思いますが、胴元って常に早く駒を金に替えたいものだろうしね。

結局はくりぃむしちゅー←海砂利水魚の方向性がいちばん手っ取り早く賢明なのかもしれないし。

23日のM1決勝、楽しみなんだか何なんだかわからなくなってきました。

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よっしゃ よっしゃ

2007-12-03 23:40:13 | CM

年賀状。今年も日本でどれくらいの人が、どれくらいの枚数、どれくらいの体温で書いて投函するのでしょう。

民営化なったばかりの郵便事業会社では「年賀状は、贈り物だと思う。」なんてしゃらくさいキャッチコピーを繰り出して年賀はがき、年賀切手を一枚でも多く売ろうと必死の形相ですが、母の日父の日バレンタインデーホワイトデーのたぐいと一緒で、贈り物だギフトだって銘打たれると見栄や義理や横並び意識で財布のヒモが緩むと思ってやがるな。世の中そうは甘くないぞ。

月河はこと年賀状に関しては、小学校高学年から中12ぐらいまでが関心のピークでした。

雑誌や本のイラストからお気に入りの図柄・字体を探し、トレペやカーボン紙、実家母が洋裁の型紙作りに使っていた色付きチャコペーパーを駆使してコピー、一枚一枚手作りしていたのは、わずか34年の間のみ。部活だ冬期講習だで年末年始は鬼のような忙しさになったし、そもそも出す相手も学校が始まれば顔を合わせる面々がほとんどなので、必要性も感じなくなりました。

何より年賀状熱が醒めてしまった最大の要因は「必死に書いて出したわりには、自分宛に届いた賀状をさほど熱心に読んでないし、ぶっちゃけ、賀状くれて嬉しい人もそんなに居ない」と気づいてしまったこと。

ある年の正月三が日の間に届いた賀状数十枚、つくづくじっくり文面読んだのはその年の暮れ、賀状今年は何件出さにゃならんのだ?と出してきた時が最初…なんて年が数年続くと「こっちが忙しいとき火噴いて書いた賀状だって、向こうでは大半この程度の体温で処遇されてんだろうな」と思い、加速度的に気持ちが引いて行きました。

最近は、もう「相手に礼を失しないため」「近況の無事を知らせるため」なんてことは考えません。誰某さんに新年の挨拶を一筆書くことが自分の中でなんらかの精神的節目になり、いくばくかの達成感、義理果たし感をもたらしてくれる、そういう誰某さんにしか書かないことに徹しています。

どこまでも自分のため、自分の1年の区切りのために書く。読んでくれようが、オモテ見てウラ見て、お年玉抽籤のときにもう一度見て、そのまんま束ねられて暮れまで引き出しか文房具入れに直行させられようが構わない。読んでいただくためには書きません。書いたことで得られる自分の満足のために書くのです。

……と、クソナマイキな大見得を切ったところで、今日は重大なアクシデントが起きてしまいました。まだ年賀状のアイディアがチラッとも頭に浮かばない段階で、先月から持ち越しの職場だよりのレイアウト案を印刷しようとして、思いっきりプリンタのインク黒が出なくなってしまった(噴)。

何ヶ月前に交換したか思い出せませんが、ディスプレイサインではまだ貯留量は十分のはず。こんなときにユーザガイドを引っ張り出してみても、例によって、どのページのどの項目を見たらいいのかわかりにくいのなんの。

思いつきでカートリッジをいったん取り外して見ると、外した後のスペースの、どうもインク噴き出し口に近い辺りに直径5㍉ぐらいの、インクの残り滓のカタマリの様なものがへばりついている。

これが噂の、インクジェットの目詰まりってやつか?と、無謀にもコンビニでもらうデザートスプーンでエイッとこそげ取ってみて、カートリッジ交換時のテストパターンを印字してみると、今度はどうにか回復。

まだちょっと薄めだけど読めないことはあるまい、と全10枚プリントアウト終了。封筒に入れてから、落ち着いてユーザガイドを見たら、目詰まりかそうでないかをチェックするため専用のテストパターンの出し方、カートリッジの調整・セルフクリーニングの手順もちゃんと本体にプログラミングされてました(崩)。早く言えよ。デザートスプーンでホジホジなんて、小学生以下の思考回路発動しちゃったじゃないか。

そう言や日経新聞土曜版NIKKEIプラスワンの、はなおかたかこさんのコラム『得するデジタル』で「インク目詰まり防止のためには、何も必要が無くても週に一度は何かかんか印字しとけ」(←文体はこんなんじゃなかったですよ)って読んだ記憶があるな。あの頃は自前のプリンタを持ってなかったので、右から左へ受け流す歌だった。競馬ライター時代のはなおかさん(当時は花岡貴子と漢字表記)には鐚一文得する情報もらえなかったけど(自分が勝手にヘタ打ってただけという説もある)、このコラムは勉強になるなぁ。

PCに関しても同じですが、このテの機器のマニュアル説明書は、何か問題が起きてから、本棚やキャビの奥からごそごそ探し出してホコリを払い「こんなときはどうするんだ、何ページのどこを見ればいいんだ」とイライラバタバタするよりも、何でもなく余裕のあるとき通販のカタログを見るように「へぇーこんなこともできるのかぁ」ってチェックしておくぐらいのほうが、賢い使いこなしへの早道ですね。

このプリンタのユーザガイドは珍しく文芸単行本サイズなので、いしいひさいちさんの漫画本等と一緒にトイレの愛読書に並べてみるか(匂)。

1114話まで録画したまま、観られずにいた再放送『真夏の薔薇』、いきなり今日第15話は、稲彦(池田政典さん)が家を飛び出し葉山の貸し別荘を借りて碧(安永亜衣さん)を連れて2人きり、(もちろん自分たちの異母兄妹疑惑は知らないまま)初めて愛の儀式…というところまで来てました。あらら、4話分の空白はやっぱり大きいなあ、こりゃ急いで巻き戻して、早送りででも見たほうがいいかな?と思ったら、稲彦父の英雄(小野寺昭さん)がいつの間にか別荘にひそんでいて、「着替えてきます」と碧が部屋に引っ込んでいる間に稲彦につかみかかり「お願いだからセックスだけはしないでくれ」

このひと言で、前のほう巻き戻すよりとにかく先を観たくなりました。11年前の作品ですが、中島丈博さんの書く台詞は、一種土建屋的な、田中角栄さん的なパワーがある。

しかも、息子にあっさりのされて縛り上げられ、若い2人が主題歌『悲しみのためじゃない』の♪誰も傷つけず 生きる弱さが正しいなんて 嘘をつく胸に 答えなんてきっとなーいだろーー とムダに澄んだ歌声(中西保志さん)をBGMに抱き合っている間じゅう車のトランクの中で「開けろーお願いだあーセックスだけはしないでくれえー」と車体ユサユサさせている。

昼間のドラマらしく鏡に映したりなんかして控えめなベッドシーン描写と、この“車ユサユサ”とのカットバックを考えた監督さんも、なかなかシャレのきいた人だ。小野寺さんの、先日のお祓い騒ぎから連綿と続くズレ加減役立たず加減の絶妙表現といい、このドラマ、96年の本放送時はどれだけ大ウケだったことでしょう。

資料によると『真夏』のタイトル通り79月期の放送だった様子。学校の夏休み・お盆休みや帰省が重なり、昼ドラ主客層の主婦にとっては生視聴がいちばんし辛いシーズンです。「子供や夫に見せたくない、見てると思われたくない」という動機で客に離れられないように、制作サイドとしては、とかくこのクールは色っぽさやセクシー要素を避け、ほのぼのヒューマンタッチや爽やか笑えるモードの作風に逃げたくなりがちでもある。

しかしこのドラマは逃げてないなあ。全盛期の桑田真澄投手並みにフトコロ突いて攻める攻める。“セックス”とか“獣のまじわり(←兄妹で男女関係になることを指して稲彦母・萌子が)”などそのものズバリな表現がポンポン飛び交いますが、不思議に淫靡さもなく、突き抜けた痛快味すら感じる。

明日は録画したままの4話分を見る時間はあるかな。

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義経 綱吉 ツナマヨ

2007-12-02 16:04:00 | スポーツ

ヤクザ風豪華毛皮コートでご来日の朝青龍関。どうでもいいけど今朝の『サンデージャポン』TBS系)、空港から追跡する各局各社の車、ヘリコプターまでご丁寧に空撮でさらに“追跡の追跡”映像にDEEP PURPLEの『Highway Star』をかぶせていたのには笑ったな。どこまで大げさにすれば気が済むんだ。

んで、肝心の朝関の謝罪会見に鐚一文“心から申し訳なく胸を痛めている”陰翳がなく「これをバネにして一層アグレッシブに相撲取っていくんで夜露死苦!と顔に書いてあったのが最大の爆笑でした。

爆笑と言えばこれ『爆笑オンエアバトル』11302410~)。

 1517kbプラスマイナスが絶好調で文句なく笑えた。前回オンエアでは、若手なのに芸風やたたずまいがおっさん臭く見えたのですが、今回はテンポで吹き飛ばしました。

ツッコミ岩橋が高テンションで振った話題に、ボケ兼光が「興味ないし」と引くことでボケる、という構成が板についてきたし、計量時over500と出たときの岩橋の素直なリアクションにも好感が持てました。

「殿言うたらたけしさん」「武田の率いる海援隊」などの確信犯的アナクロネタも、今回程度の分量のブレンドならむしろスパイスになります。「ドラゴンボール好きやからちょっとテンションあがったけど」なんて聞くと、この人たちほんと年幾つやねん?と思ってしまい、雰囲気の昭和オヤジっぽさと若さのアンバランスも、今日の出来を維持できれば逆に武器になるかもしれない。

あえて大河ドラマ・合戦シーンネタを選んだのも、舞台がNHKということを意識してでしょうが、自分らの持ち味を自覚しているようでナイスチョイスでした。「かーねーみーつー」って名前もナチュラルに武将っぽいよね。

2位はハイキングウォーキングが意外な高得点481kbQちゃんのキモキャラも認知されてきて、快調なレールに乗ったところだけど、ときどき瀬川亮似のツッコミ松田がQちゃんのボケ、て言うか存在を心底ウザがってマジ嫌悪感丸出しなように見えることがあり、速射砲の小ネタの間、間で一瞬笑えなくなる。

今回は滑舌、ネタ順の入り具合ともにQちゃんより松田のほうが好調で、Qちゃんが「この椅子にウルルセ(うつ伏せ)に」と噛んだらすかさず「何言ってっかわかんねえよ」と救済して拍手を取ったぐらい、全体の操縦桿を松田が握っていたので特にそう感じました。

Qちゃんのような強烈キャラをボケに据えて組む場合、ツッコミの立ち位置ホームベースをどこに置くか、ネタのどこでどの方向にシフトして、いつホームに戻るのかは重要です。“巻き込まれ被害者”に徹するのか、“善良かつ無力な常識コーチャー”なのか。いまの松田は、相方のひと言ごとにいちいちカリカリして怒鳴っている、観ててじれったい短気野郎にしか見えません。どんなブラックな芸風・ネタでもお笑いである以上一定量必要な“愛嬌”の部分を、Qちゃんにお任せし過ぎているきらいもある。

Qちゃんキャラが面白がられているうちに一枚殻を破れるかどうかはすべて松田次第です。

この日は400台はほかになく、3位以下は全組300kb台でオンエアと低調でした。

中では3弾丸ジャッキー397kbと健闘。例によって「たぃそせんーしゅと、自衛隊の、ショートコント」シリーズで、この路線を続けて行く限り常に400そこそこで他の組次第でオンになったりオフになったり、という状態は続きそう。いちいち「ハーイッ、弾丸ジャッキー」とポーズを決めてから次のネタに行くまでの間合いが、制限時間の中でもったいないといつも思うんだけど、これを無くしたらこの人たちらしくなくなってしまうしなあ。

会場入り前やネタ後トークでのやりとりを見てると、楽屋裏では自衛隊のほうがボケでたぃそせんーしゅのほうがツッコミみたいな空気もあり、もうちょっといろんな引き出しが見たいと思う。

それより体操オラキオの、毛量的にいっぱいいっぱいなのになぜかくっきりな七三分け、もうちょっとヴォリュームを上げれば、アトランタ五輪で活躍した中国の李小双選手そっくりですな。五輪後『筋肉番付』でモンスターボックスに参加、実況古館伊知郎さんに「跳んでも微動だにしない七三!」とツッコマれてました。最近の体操の日本代表選手なんかはいま風の、原宿や渋谷を私服で歩いても違和感のないツンツンショートで競技してますが、オラキオ的にも観客的にも“たぃそせんーしゅは七三”という共通理解があるのかな。

李小双選手と言えばアトランタ後体操界から歌手に転身しCD出したりしてるという情報もありましたが、やはり七三で歌ってるのだろうか。

話がそれましたが同点4385kbランチランチは、前回オンエアが悪くなかったと思うのに、それがどんなんだったか思い出せないくらい今回は精彩なかった。“迷子を助ける”というネタで一貫させたのはよかったし、中の“具”的くすぐり小ネタの仕込みはじゅうぶん高密度なのに、なぜこれだけ笑えないのかむしろ不思議なくらい。

藤崎のクチ先要領お調子者キャラと、海野の不器用キャラの相性が良くないという根本問題かもしれませんが、「いやー子供の頃さー」ともっさりリズムで振り出した海野が、序盤の「親いんの?」「大人だよ免許証あんなら」辺りであっさりハイトーンに転じ藤崎とテンション変わらなくなってしまったのが今回の最大敗因かもしれない。ネタの質は悪くないと思うのに、なんか笑えるより先にキーキーギャーギャーうるさいのです。

海野の幼児猥褻犯並みに暗い目つきも(お笑いにはリアルに屈折した人が多いということを斟酌しても)どうもまだ気になるなぁ。せめて“着のみ着のまま任意出頭”みたいな私服然とした衣装をどうにかしてはいかがか。

同点385kbのもうひと組ラヴドライブに至っては、オンエアされた自体が間違い。火災報知機(365kb)、ニッケルバック(245kb)辺りの実力者たちの思いがけない低調大すべりで浮上しただけで、ボケ西沢が紋付袴と下駄にちょんまげヘア、“顔が外人ぽいから外人に間違えられる”というネタも“そりゃそうだろ”レベルの安直さだし、「日本国のパスポートだよ!」「オレの兄貴だよ!」「煮魚だよ!」と大して爆笑もできないところで声張って裏返る、まるで小学生のお楽しみ会級の他愛無さ。オチの「話半分に聞いとけ」なんか「はなしはん」まで耳に入った段階で、“ハーフ”に引っかけるんだなと読めてしまう。

ぶっちゃけ2人とも、「この顔で次郎」と強調するほどは外人ぽくないと思うし、むしろ、ランチランチと対極なぐらい、揃って甘めの善良フェイスなのを武器にできないものか。

今回は2週松山収録が続いた後の通常回渋谷なので、良くも悪しくもオンバトらしい結果になったと思いますが、観た感じではハイキングウォーキングが450台程度で、火災報知機ニッケルバックHiHi225kb)、メインストリート373kb)がもっと取って一団で競り、ひと組ぐらいはハイウォーを上回ってもよかった。

400台中盤をコンスタントに出せる実力はあると思う組が、たまたま300台でオフエアというのは、ネタの練れ具合・その日のたまたまの滑舌リズム・演技順などであり得る気がするけど、200台まで落ち込んでしまうと、「どこで何をやらかしたんだ」と逆に見たくなりますね。特にニッケルバックは冒頭のリハ前楽屋トークでも「イチ押しのネタ」と言っていたので、もう一度磨き直して挑戦してほしいものです。

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