イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

勝っても“賊”軍

2011-02-05 18:59:34 | 特撮・ヒーロー

気がつけば『天装戦隊ゴセイジャー』も残すところあと11話になってしまったのですねぇ。他の枠の連ドラ、昼帯とは別次元で、立春のいま時期、新チーム新ワールドにバトンタッチとなるスーパー戦隊、09年から、同曜日の“お兄さん枠”=仮面ライダーが、1月第3週辺り切りだったのが、普通の夏季ドラマと同様の9月切りになったので、一層の“孤高感”があります。

昨年の放送開始当初は、「こんな天然お気楽、同好会みたいなチームで大丈夫か護星天使とやら」と思えたゴセイジャーの面々ですが、1年後のいまは、「とにかく、やってみる!」「あきらめない!」のレッド・アラタ(千葉雄大さん)を筆頭に、本当に逞しく、賢くもなった。

いざ初バトルで変身ツール落としてきたのに気づいてアワアワなんて、イエローかピンクの役回りだろうに、ヘンなキャラ設定、お子さまにカッコよがられてナンボのヒーローとしてどうなのよと思ったepic 1もいまとなっては懐かしい。天然で、ナヨでヤサでそれでも底なしポジティヴでへこまない、まったく新しいタイプのレッド。1年間、成長と強化のワクワクのほかに、脱力もあれれ?も込みで、伴走する、見守るということの醍醐味を、近年でいちばん感じさせてくれた戦隊だったかもしれません。のんびり、ふんわか始まったけれど、戦うチームとしての伸びしろが半端なかった。あと1話しか会えないのが本当に残念。来年、VSシネマで必ず帰ってきてね。ハイド(小野健斗さん)の亡きシーイック相棒・マジス(元はデカグリーン伊藤陽佑さん)の復活再登場なんかないかしら。

次々週からは新番組『海賊戦隊ゴーカイジャー』が始まります。の字を、東映発の児童番組によく入れられたなあ。『超星艦隊セイザーXには宇宙海賊デスカル3将軍ってのが出てきたけど、今度はヒーロー側が“賊”。

ヒーローに立ちはだかる敵側が“帝国”です。宇宙帝国ザンギャック。司令官ワルズ・ギル。開発技官インサーン。参謀長ダマラス。いつものことながら悪キャラ、悪組織のネーミングには唸らされます。“アリエナイザー”(@『特捜戦隊デカレンジャー』)とか最高神“ン・マ様”に“ナイとメア”(@『魔法戦隊マジレンジャー』)とか、暗黒闘技臨獣拳“アクガタ”(@『獣拳戦隊ゲキレンジャー』)など、「よく考えついたものだ」と呆れ脱帽するくらい、狭いスイートスポットをすぽっと捉えている。

“デズモゾーリャ”(@『爆竜戦隊アバレンジャー』)なんて、「お子さまたちが言いにくくない?」と待ったかかってもよさそうなものだったのに、立派に通用定着してしまった。言いにくいくらいのほうがコワさがあっていいんですな。“ガイアーク”(@『炎神戦隊ゴーオンジャー』)に至っては、「何でいままでドコ戦隊も使わなかったんだろう」と思うくらいのコロンブスの卵でした。害悪製薬。ヨゴシュタイン様の父上ヨゴシマクリタイン。企画段階では“ヨゴシマクリマクリスティ”って命名案もあったそうです。ウケるにもほどがある。

新戦隊の報を耳にすると、まずは「敵はどんなん?」に真っ先に興味が行ってしまうのは、ヒーロー側の作りには一定の安心感が保証されているからかもしれません。紙媒体のグラビアを23見たところ、お姫さまキャラらしいピンクの子が相武紗季さんにも、矢口真里さんにもちょっと似ている。金茶髪のグリーンは向井理さん似かも。早く動いているところが見たいな。

…、嗚呼、しかしその前に、動くゴセイジャーを見られるのがあと1epicしかないのでした。夏休みのお笑い回の後何週分か録画編集しながらの駆け足見しかしてないepicがあるから、今夜のうちに復習しておくか。

コメント
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