イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

コレだけですよ

2010-01-20 21:47:17 | バラエティ番組

昨日の午後は出先での待ち時間に、推定52インチのTVで開会早々の国会中継を音声抜きでチラ見していましたが、とりあえず議員の皆さん、資料だか原稿だかカンペだか知らないけど、紙、持ち過ぎですよ。

特に閣僚席、鳩山由紀夫総理を筆頭に、媒体で話題のあの事件この案件ですっかりお馴染みになったアノ大臣も、いまだ顔と名前と省庁名が一致しないコノ大臣も、机の上に紙並べ過ぎ。あんだけ並べたら、隣席の人用の紙と、境目がわからなくなりませんか。あんなに山のように紙を消費しないと進行できない議会ってのもどうなんでしょう。清き一票で選ばれた、いずれ劣らぬ選良の皆さん、記憶力、咀嚼理解力は抜群でしょうに。

そう言えば昭和の昔、日曜日の朝の番組とシュレッダーのCM「電話の長いヤツと、資料持ち過ぎのヤツは仕事でけまへんな」と力説、タモリさんにもよくモノマネされていた、元祖・七三分けならぬ一九(いちきゅう)分けヘアの評論家先生、最近お見かけしませんが、お元気でしょうか。

焦点の“政治とカネ”問題については、今般、政権が攻守ところを代えても抜本的な改革はまず望み薄だと思います。先日もここで書いたように、追及する追及すると息巻いている現・野党自体が金権の温床だったのだし、そもそも、小沢一郎さんだろうが誰だろうが、代議士たちを選んだ日本の選挙民自体が“おカネ大好き”過ぎます。

政治にカネがかかるようになったのは、結局、人の心がカネで動くからです。アタマカズをまとめ多数派にならなければ事が進まない、多数決制の民主主義において、最も確実に多くの人心を掌握するためには、詰まるところおカネ以上強力なものはない。洋の外の民主主義国がどれだけ清廉かつ進歩的か、付き合いがないので知りませんが、日本人は本当におカネが好き、おカネで贖えるモノが大好きです。

日本津々浦々の選挙民がおカネにいっさい興味がなく、食う寝るところ住むところ以上の物欲を持たず、芸能人セレブの豪邸披露番組も消滅し、プロアスリートの破格年俸や高額賞金も一顧だにされず、ブランド品店オープンやジャンボ宝くじにも行列ができず、小学生が「○○くんち夏休みにディズニーランドだって、うらやましいなぁボクも連れてってよー」ではなく、「○○くんのお父さんホームレスに自分のコートをあげたんだって、うらやましいなぁパパもそんな人になってよー」と言うようになれば、“政治とカネ”問題はきれいさっぱり無くなるでしょう。政治は人心の鏡でしかなく、小沢一郎さんが、あるいは民主党が自民党が、単体で腐敗しているわけではない。選ぶ選挙民たちがカネ(及びカネを要するモノ)を望むから、自然とカネまみれになっただけなのです。

月曜(18日)夜は『お試しかっ!』を出会いがしら視聴。芸人女装大会Aniコレ、アイドルとの1対1マッチプレー形式になってからあまりおもしろくなくなってしまったのですが、何が驚いたって大沢あかねさんが、なんだかものすごく威圧的になっていたのにびっくりしました。人妻の色気というより、すでにおっかさんの迫力ですな。ちょっと前までは可愛いガラッパチ生意気キャラだったのにね。そのうち本当におっ母さんになったらどこまで上がるのか末恐ろしい。

取りようで挑発的とか蠢惑的と言えなくもないけど、前回も森下千里さんが金子貴俊さんに敗れたように、アグレッシヴにオスの力量を問うようなヴォリュームある色気を、日本人の男性は「綺麗」と受け止めませんね。あかねちゃん作戦ミス。

石川梨華さんも久しぶりに見ましたが普通にふっくらしたかな。安田美沙子さんは相手(前回立証済み、脚線美と肉感リップのAAA西島隆弘さん)が悪かったし、キャバクラ火災で焼け出されたみたいな毛布ルック?もどうだったんでしょう。もったいない。南明奈さんのツンデレ表現はなかなかうまみがありました。

この番組に限らず、女の子アイドルが大挙露出する絵を最近見かけると、10代の駆け出しの子でも、最近は“かわいい”を“演じる”ことにみんなまったくためらいがないし、演じの“基礎点”の向上が目覚ましいですね。アイドル黄金時代とも言われた1980年代前半の歌メインの女の子アイドルなんて、いまの子たちに比べると、(歌の能力は別にすると)こと“アイドルとしての立ち居”に関しては隙だらけで、ほとんどデクノボウみたいなもんでした。表現、表出のツール数が少ないし、ツールを増やし磨こうにも、お手本がなかったですから。

当時は女の子アイドルのそういう立ち居振る舞いの拙さや、受け身な巻き込まれ感、翻弄され感をも含めて愛玩したものです。昔よりよほど小顔で細っそり華奢でも、いまのアイドルはガンガン攻めている。「可愛くする」ことにも、「可愛く見られたい」と思う自分にも、微塵も照れがない。“ぶりっ子”なんて概念も、もはや成立しないのでしょうな。

コメント (1)
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