イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

スバリ?

2009-12-03 15:18:14 | 

8月頃、同チェーンにさっぱり入荷してこなかったマックスバリュ“麦の薫り”、泡モノのいちばんホットなシーズンを遠く越えた11月も後半になって、やっと最寄りのマックスバリュに顔を見せました。7月下旬のリリース後、第一陣は全国的にもかなり早めに品切れになったようなので、追加増産が当地にまで回ってくるのに時間がかかったということなのかもしれませんね。1100円。ウソじゃなかった。いやウソだと思っていたわけではないけれど。

発売前の6月頃の媒体発表ではこのお値段かなり話題になりましたが、行きつけのマックスバリュでは、新ジャンルの棚のいちばん取りやすいところにPRIME DRAFT・同グリーンがともに85円で並んでいるので、驚くほどのお安値感ではないですね。金地に泡の白がくっきりして、基本シンプルなデザインですが、トップバリュブランドのダークレッドの商標ロゴがちょっとうるさい感じ。これは流通系PBにはつきものですから大目に見ましょう。

さて肝心のお味。ひとことで言って“素直な新ジャンル”ですね。コクとかキレとかのどごしとかホップ香とか麦芽香とか、“本物(のビール)らしさ”を小手先でひねり出そうみたいな邪念がまったくなく、「飲みやすくて、とにかく安っすいのを作ることに専念しました」という潔さは感じます。

従って、味も新ジャンルらしく、敷居のひくーい、泡系酒類初心者、特に女性にフレンドリーそうな甘み感が優勢。本格ビール党が信奉するホロ苦さや香気はほとんど感じられませんが、飲みやすいことにかけては他社のナショナルブランドの新ジャンル諸ラベルと比べても引けを取らないと思います。“甘み感”がねっちょり後味のくどい方につながらず、とことん飲みやすさに一意専心貢献しているのも好感持てますね。

ただ如何せん品切れの期間が長すぎて、売れ時を失した感が強いかな。すでに冷蔵ケースは、冬季限定ラベルに席捲されています。麦の薫り、やはり鍋料理やクリスマス料理よりは、枝豆に合うクチあたりなんですよね。

流通系PBも、固定客を掴んで逃さないためには、どうせ韓流のPRIME DRAFT辺りの後塵を拝するに決まっている1缶当たりの低価格ばかりを追求しないで、毎シーズン季節限定ラベルを作って、通年のファン層を構築したほうがいいかもしれません。

…ところで、“マックスバリュ”って、いま風に略するとどうなるんでしょう。“マクバ”?“マスバ”?“MV”?

コメント
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