イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

“板尾”と言えば“嫁”だけど

2007-04-01 16:27:31 | テレビ番組

今日はいきなり訂正とお詫びから。昨日(3月31日)の記事の中で諸星“和”さんと表記してしまいましたが、もちろん“和”の誤りです。TV観たり雑誌読んだりしていろんな人のことを好き勝手書いている失礼千万な月河のブログですが、最低限の礼儀として名前だけは間違って書かないように、心がけより命がけでいきたいと改めて肝に銘じるものであります。一字ぐらいどうってことはないと思うなかれ、リスペクトしている人の名前の誤字誤植は非常に不快です。月河もナリタブライアンの南井克己・元騎手(現調教師)が“克巳”と書かれてるとすごく嫌な感じがしたもの。ナリブの馬券は一度も買わなかったけど。オグリも一度も買わなかったな。ハクタイセイのとき買ったかな。あとエルウェーウインのア共和国杯。脱線しましたね。かぁくんファンの皆さんごめんなさい。テキストも訂正保存し直しておきました。…ところで“かぁ”でいいのかな、“かー”でなくて。

今日はNHK総合土曜24:05~『着信御礼!ケータイ大喜利』。この番組、月末最終週のみの月一放送なため、ついつい忘れてしまって飛び飛びにしか見ていないのですが、公式サイトのバックナンバーを見るともう2年続いているらしい。今田耕司さんが司会で、紹介作品を選ぶのが千原兄弟のジュニア、採点する審査委員長が板尾創路さん、ゲストに女の子アイドルが毎回一人ずつ。毎回何十万単位で全国から寄せられる作品を別室でスタッフ(アキバ系率高し)が20~30人ぐらいパソコン端末見てふるいにかけ、その模様をレポートする若手女子アナが一人。

月河も昔はラジオ番組や競馬番組にネタハガキやFAX送って、読まれると喜んでいたクチなので、この番組の存在を知った頃は作品送ろうかな?でも携帯持ってないやツマラン、パソコンからじゃどうしてダメなの?と思った時期もありました。いま考えると送らなくてよかった。だって紹介される作品が、軒並み面白くないんだもの。飛び飛びとは言え、見れば必ず番組終了まで、いつだったか90分拡大版のときもフルに見ているんですが、作品で腹抱えて笑ったこと一度もないよ。なんかね、この番組の投稿者って、お笑いで言えば“シュール”と呼ばれる系が好きな層に集中しているんじゃないかな。漫才でもタカトシではなくチュートリアルとか。コントならアンジャッシュでなくバナナマン、おぎやはぎ。ポッと放たれた途端全員爆笑!というノリの笑いを理想としていないんだと思う。アイデアも筆力もあるのに怖くないモダンホラー、みたいなもんですか。

笑点の大喜利ではなく、あくまでネット経由の“ケータイ”大喜利だからこそかもしれませんが、ガチャ目の細目を爛々とさせてパソコンのディスプレイに顔くっつけんばかりにしスタッフが上げた候補作を物色するジュニア、それを10何秒も移動で映し続けるハンディカメラ、いつものべらぼうに通りのいい声で作品紹介ごとに長いお題を読み上げる今田さん、一作紹介されるたびに義理のように笑ってから「あー」「うーん」「はぁー」と微妙なリアクションをする板尾さん、NHKなものでちょっと空気が妙になりかかったときの必殺「いったんCMです」での立て直しが使えないため、重くなりかかっては若干浮揚し、また沈みそうになっては軽く戻し、という、とてもお笑いネタ番組とは思えない低空飛行のテンションで小1時間が過ぎます。

この日(3月31日)の放送では4つのお題に対し20本ほどの作品が紹介されましたが、心から笑えたのは番組冒頭でのジュニア「俳優の山本耕史くんもこの番組見て(作品)送ってるらしいですよ」今田「山本くんいうと、あのマジックうまいコやねジュニア「どういう情報ですか、元『ひとつ屋根の下』とか、そういうことでしょ」今田「キムタクに『華麗なる一族』の合間にマジック教えたんは彼なんですよ、みんなもう少しゴシップ雑誌読まな。東野(幸治)やったらすぐそうそう!て食いついてきますよ」ジュニア「読み過ぎなんですよ、楽屋になんぼ積んでるんですか」のやりとりと、別室レポ係女子アナが「千原ジュニアさんお誕生日おめでとうございます!」ともんのすごい小っさいクス玉を割った後、ジュニアのリアクションもそこそこに「…はいっ今夜は入れ替え戦です」と事務的にフリップ説明を始め、ジュニア「えー、以上ですか!?ほんならやらなくていいですよっ」板尾「オマエなんかとは絡めへんねん」のくだりのみ。

あとこの女子アナが、熊本放送局所属の新人らしいんだけど、新人なら新人らしくフレッシャーズスーツかなんかで出りゃいいのに、ド朱赤のパフスリーブにフリルのロリロリなブラウスと膝丈パンツ。若けりゃ誰でもああいう衣装似合うってわけじゃないんだから、考えてあげなよ。映るたび痛くてしょうがない。郷里の親御さんたちが見てたら「難関突破して国営放送局入った自慢の娘なのに」って泣いてるかも。携帯・ネット族の嗜好はこのへんだろうって読み、こんな枝葉部分からズレてる。

しかし、これだけ間歇跛行な番組でも、板尾さんはさすが。昨日ではなく1月の放送でのことでしたが、“お母んのブログ発見「何じゃこりゃ!?」その内容は?”というお題に、あまりに微妙な作品しか来ず、どうしようもないくらいドツボになりかかったとき、彼は「“このお題自体どうなんだ”ということを見る時間があってもいい」という意味のことを言ったのです。やっぱり板尾さんは一枚も二枚も上手を行ってますね。『芋たこなんきん』でも、彼が出てた場面だけさわやかだったもの。

そうか、この番組は作品のツボさに笑かしてもらう番組ではなく、今田さん板尾さんたちレギュラー陣が“お笑い番組としてギリギリのテンションを、如何にして水没させずにもたせるか”を鑑賞する番組だったのね。だったら集まる作品は微妙なほどスリルがあるわけ。やっぱりよかった、参加しなくて。

コメント
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