イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

女優はつらいよ

2007-01-10 20:58:56 | テレビ番組

火曜ドラマゴールド(←しかし、このビタシーゴールドみたいな枠タイトルもいかがなものかと)『大女優殺人事件』を録画視聴。手持ちビデオテープの残量、1時間43分。少々足りない。が、この作品、原作のA・クリスティ『鏡は横にひび割れて』も読んでいるし、80年『クリスタル殺人事件』(←公開当時の日本の流行りまるわかりな邦題)としてエリザベス・テイラー、ロック・ハドソンの56年『ジャイアンツ』と同じ名コンビで映画化済みなので、謎解き部分は見なくてもいいかなと思ったのです。

岸惠子さん、浅丘ルリ子さん、松坂慶子さん、水前寺清子さん(以下略)…と、平均年齢の非常に高い顔ぶれが妍を競うドラマなので、画面、紗(しゃ)かけるかける。照明もソフトソフト。なんだか、謎解き以上に黄砂の中を行くような絵づら。

『美しい罠』の櫻井淳子さんが、浅丘さん扮する大女優(映画『クリスタル~』ではもちろんリズ)をおびやかすライバル女優役(同キム・ノヴァク)と聞いたのが唯一の視聴動機でしたが、このメンツに入ると櫻井さんでも“若くて綺麗なだけで図に乗ってるおバカ”ポジションがはまってしまうというのも苦笑もの。脇は謎解き役の岸惠子さんの助手役がはしのえみさん、浅丘さんの付き人役が片桐はいりさんと、“大先輩諸姉より目立つことのないように”との気遣いが痛々しいほど感じられるキャスティング。もちろんご高齢とは言え、長年の数々の名作出演で磨かれた演技力、文字通り“女が優れると書いて女優”なオーラは、紗とかかけなくても十分輝いているのですが、残念ながら、彼女たちの演技力やオーラが十分に活きるほど、いまのTVのドラマはウツワの深さも奥行きも無いのです。

原作での役名“マリーナ・グレッグ”が“暮山真里奈”(浅丘さん)、“ローラ・ブルースター”が“蒼木麗螺(れいら)”(櫻井さん)など、微妙なこじつけになっているのがちょっと面白かった程度。松坂慶子さんが月ヶ瀬“小夏”というのは『蒲田行進曲』(82年)へのオマージュなんでしょうね。

女優さんの顔を、企画側がどの程度立てたのか、逆に企画側に女優さんがどの程度付き合ってくれたのか、どの女優さんがどの女優さんにどの程度譲歩したのか…考えるとそれこそ謎解き以前に頭が爆発しそう。録画が切れる前にお腹いっぱいになりました。

ところで、昨日、ブログ人“ホッププラン”への変更を検討したとき触れ忘れた項目がもうひとつありました。ホップにすると現在100MBまでの容量が、一気に5GBまでアップするんですね。実は、フォトアルバムよりパスワードよりアマゾンアソシエイトより、これがいちばん魅力だったりします。100MB→5GBというと、一挙に、えーと…50倍?月額税込315円でこの差はいかにも大きいと思います。

当ブログを始めたときは、100MBがどれくらい使いでのある容量か、さっぱりわからなかったのですが、コントロールパネルで見る限り、いま現在のように“書ける限り書いて更新”という姿勢で使っていくと、思った以上にサクサク埋まりそう。…それでもまぁ、毎日卒論一本仕上げるぐらいの勢いでなければ、向こう5年ぐらいは行けると見たので、“プラン変更当面見送り”の結論は動かさないことにします。

コメント
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