山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

国際レベルの映画とヤマガタ

2009-09-10 00:59:05 | Weblog
 左の写真はどこか外国の大都市のような感じだが、右側の写真は山形の人間ならどこのどんな建物かはわかるはずである。
 それにしても、左右の写真との間には何の関連があるのやら・・・?
 そして今回のタイトルは「映画」と大いに関係がありそうだ。
 まずは、闇夜に浮かび上がる電光スルメのような奇怪な建物が何の建物であるかを紐解いてから今日のナゾを探っていくことにしよう。
 この建物は学術教育機関の建物であり「映像学科」という部門もある。
 もう、おわかりと思うが、まさしくゲイコウ大の建物である。
 それでは左の写真に映されている外国の大都市の名は何と言うのであろうか。
 セント・ローレンス川沿いのフランス語の街である。でもフランス国内の都市ではない。えっ、そのフランス語の街とゲイコウ大との間には何の関係が・・・?
 昨日この国際都市で開かれている映画祭でヴィオンの妻~桜桃とタンポポ~という日本映画が監督賞を受賞したというニュースが飛び込んだ。
 このニュースにより大いに沸騰してすっかり茹で上がったのが「電光スルメ」の館である。
 実はこの受賞映画の監督の根岸吉太郎氏こそが山形市内にある電光スルメ館の映像学科長なのである。
 それだけではない。アカデミー賞外国語映画賞に輝いた『おくりびと』の脚本を手がけた小山薫堂氏も電光スルメ館の企画構想学科長なのである。
 その『おくりびと』の舞台もロケ地も山形県内であることは申すまでもない。
 さらに、『ヴィオンの妻』の主演の浅野忠信氏の出演作品も山形県関係が多い。
 ジンギス汗役で出演したカザフスタン映画『モンゴル』は2007年に外国語映画賞にノミネートされており、『おくりびと』受賞のために道を開いたも同然であった。
 吉永小百合主演の『母べえ』では主人公宅に出入りする人物として出演したが、徴兵により山形連隊に入隊ということで主人公のもとを去る。
 また、今年上映の『剣岳』では山形県出身の測量士役として出演している。
 前回の記事では山形国際ドキュメンタリー映画祭について予告したが、むろんこの映画祭には世界的映画人が参集し、世界的映画が数多く発信されている。例えば、2005年出品の『ダーウィンの悪夢』は山形市の姉妹都市オーストリアのキッツビューエル市出身のザウパー氏の作品だが、これまたアカデミー賞にノミネートされている。
 

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