↑「上」丘陵の頂に鎮座する寒河江八幡宮 「下」流鏑馬
↑「上」寒河江市街東部でみつけた酒蔵 「下」大規模な神輿パレード
9月15日とは全国どこでも八幡神社の祭礼日である。
とりわけ山形市の西北にある寒河江市の八幡神社の祭礼はスケールが大きい。
八幡神社と言えば源氏の守り神。もともとは大分県の宇佐八幡が本社で、京都の岩清水に進出し、鎌倉に鶴ヶ岡八幡宮が建てられてから源氏や鎌倉幕府の権威を尊崇する各地の土豪たちが競って八幡神社を創建するようになった。
寒河江を支配した大江氏は鎌倉幕府の重鎮大江氏につながる名門のゆえ、寒河江の地に壮大な八幡宮を建立したのは当然といえる。
ここの八幡宮には全国的にも珍しい流鏑馬(やぶさめ)の行事が伝えられており、今日も多くの参拝者や観光客、カメラ愛好者で賑わった。
また、夕刻からは祭礼にあわせて数多くの神輿や灯篭風の擬似神輿が市街地を練り歩いた。八幡宮という一つの神社の祭礼というよりは、宗教色が薄められた寒河江の町ぐるみのイベントとなっていたことは明らかであった。
それにしても今日は猛烈な暑さで当然真夏日であり、熱気のうえに熱気が重なり、ふだんは静かな寒河江の市街も夜遅くまで猛暑に包まれていた。
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