『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

明里、同志社文学部英文に合格

2019年12月20日 20時07分16秒 | 大学受験

高3のモドリッチこと明里(津東3年)も今日の昼に『土の中のサラダ』に連れて行こうと考えていたが、昨夜そのことを伝えると「明日は午前9時半から三者懇談です。そして昼に同志社の発表が届きます」

俺はずっと携帯を握りながら陽平チャンのフレンチを食べていた。味は分からなかった・・・いつものことだが。しかし連絡はなかった。気もそぞろで塾に戻り、午後2時から30歳ちょっとの女性を教えていた。

夕方になり1日3回の目薬をさすのを忘れていたことに気づき、スラムに寝転んだ・・・明里からの連絡もない・・・だめだったか。このまま寝てしまおうかとも考えた。そこへ「先生!」 上体を起こすと明里が立っていた。「先生、合格しました!」

写真を撮る奥さんは「セクハラね」とつぶやく。明里の身体が固い。「はいはい、明里ちゃん、笑って・・・表情が硬い硬い・・・まあ、仕方ないか」 再び奥さんがつぶやく。

 

津東進学と同時にウチの塾に密航してきた。英語は苦手だと言ってた。しかし明里の学年は津や津西の生徒がほとんど・・・さらには生え抜きでもない・・・そして津東でもある、そんなもろもろのことで委縮しているのを感じていた。それで始めた俺と明里の二人旅、高1の夏は毎日30分ほど英語を教えた。なんとかして自信を持たせたかった。英語は時間さえかければ誰だって上がる。英語は努力を決して裏切らない・・・そのことを明里に実感させたかった。高校に津や津東や津西とかいう「格」なんてないことを・・・覚悟して勉強するば、だれでも夢が実現することを証明してほしかったのだ。

・・・高校には「格」なんてない。今日、改めてそう思う。

 

津東からの同志社への指定校推薦枠はない。ゆえに一般推薦の条件として、英語の評定が4.5以上、全教科平均の評定が4.0以上・・・これには驚かないが、最後の条件がやっかい・・・TOEIC 600 点以上・・・これをクリアすることが至難の業だった。それも期限は高3の7月までだ。理想的には高2終了時までに TOEIC600点を取るのが理想だが、三重大学に入学したばかりの生徒のTOEICの平均は400点あたり。それを高3の1学期の終了までに 600点以上・・・これはきつかった。

指定校推薦枠のある津や津西の進学校なら校内査定で終了。しかし津東にはその類がなく、TOEIC 600点以上をクリアしなければ、合格どころかリングに上がることすらできない。ここに津や津西となどの進学校と津東の間には目には見えない壁が屹立している。

明里はその切り立った崖を、爪から血を流しながら登り切ったのだ。

 

かつて久居高校から早稲田を攻略した。あれから何年が経つのか・・・今年、私立大学が過去に例がないほど高騰するなかで津東から同志社をなんとか攻略できた。

何度でも言いたい・・・高校に「格」はない。やったもん勝ちだ。

 

今夜は飲むよ。

 

最後に・・・明里、いつ肩を叩いてくれるねん。

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