弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

事務所開設12年目!
本ブログがKindle本に!「アマゾン 三色眼鏡」で検索!!

今日は良い環境を作って机に向かおう。

2016年04月14日 08時04分48秒 | マネジメント
おはようございます!
曇り空の湘南地方です。

連日外出でしたが、今日は終日地元、の予定。
頑張って事務仕事キャッチアップしなければ。。。。

何回かこのブログでも書いていますが、
「受注の波」というのはどうしてもあるもので。
昨日はそのピークだったようです。
弊所の場合、自分から動いて外部の方との接点を増やしていかないと
どうしても受注には結びつかないのですが、
接点が生まれてから具体的な話になるまでの期間が、
どうしてもまちまち。

ひとつひとつを大事に仕上げていきたいと思います。
お時間頂いている方々、もう少々お待ちくださいませ。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

確かに、同級生の三浦君も「ミューラー」と呼ばれていた。

2016年04月13日 07時53分42秒 | 知財記事コメント
おはようございます!
小雨模様の湘南地方、電車も乱れているようです。

海外の代理人から「national holiday」の連絡がしばしばメールでくるのですが
(手続期限にも影響するので)、
昨日は韓国から。
「国会議員選挙」でお休みなのだそうです。

へー。逆に週末にやらないんだなー、という新鮮な驚き。


さてさて、今日はこんなニュースから。

(朝日新聞デジタル より引用)
==========================
フランク三浦が勝訴 フランク・ミュラーの主張認めず

スイスの高級時計「フランク・ミュラー」のパロディー商品名「フランク三浦」を商標登録した大阪市の会社が、
この商標を無効とした特許庁の判断を取り消すよう求めた訴訟の判決が12日、知財高裁であった。
鶴岡稔彦裁判長は「イメージや外見が大きく違う」として、「三浦」側の勝訴とする判決を言い渡した。

==========================

初めて見る人にはわかりにくいと思うので少しだけ解説。

1)「フランク・ミュラー」は高級時計(Amazonでチラッとみても、60万円~200万円のものも)
2)一方、大阪の会社がパロディとして「フランク三浦」を発売。
  元ヤクルトの宮本の高校の同級生なのだそう
 (コチラとか、コチラとかに詳しい)。
3)指定商品「時計」を含む商標「フランク三浦」が、先行する周知商標「FRANCK MULLER」の存在にも関わらず
  商標登録された。
4)「FRANCK MULLER」の権利者は、「3)」の登録商標に対して無効審判を請求 → 請求が認められた
5)「フランク三浦」側は、登録無効とする特許庁の判断の取消を求めて知財高裁に出訴 → 主張が認められ審決取消

「登録」→「やっぱり無効」→「いや無効判断は取消」 という流れです。
あくまで登録の有効/無効の話であって、侵害云々の争いではない点はご留意。

商品の外観などは、ちょっと画像検索などしていただくとわかるのですが、
文字盤のデザイン、風合いなどはどことなく似たところがある。
しかし盤面に表示されているロゴは、登録されている下記のもの。



なんだか脱力してしまうような手書き文字。
価格帯も、せいぜい数千円。
勘違いして買う人は、さすがにいない、というのが判決のポイントか
(まだ判決文見られないので、アップされ次第確認したいと思います)。

パロディの違法性/適法性の境界線って、少なくとも国内では相当曖昧。
本家が“嫌がる”ことが全て違法なわけではない(商道徳とか、現実の商売上のメリット/デメリットは別として)。
「フランク三浦」のケースは、数年前から話題にもあがりご相談も応じたことがあるけれど、
アドバイスしていた内容とほぼ軌を一にしていてちょっと一安心(ホッ)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

電車の「乗り換え力」

2016年04月12日 07時38分29秒 | 趣味・その他諸々の雑記
おはようございます!
キリッと気持ちよい冷たさの空気な湘南地方です。

昨日は朝から川崎→麹町→浅草 と「転戦」。
川崎では東海道線乗ってから
「沿線(の草?)から火の手があがっている。振替してくれ」とのアナウンスで
京急に急きょ振替…してみたら、京急の車窓からは
運転再開し元気に走る東海道線の姿が。

うーん。結果的には失敗。
でもまぁ、待っていて再開が遅れたらアポに間に合わないわけで。
ギリギリでも(ごはん食べられなくても)間に合う方を選択したので、
リスクの少ない選択。

麹町から浅草、さあ、どうやって乗り継ぐ?
1)有楽町線で有楽町→山手線で上野→銀座線で浅草
2)有楽町線で有楽町→山手線で一つ戻って新橋→銀座線or浅草線で浅草
3)有楽町線で飯田橋→東西線で日本橋→銀座線で浅草
路線図のビジュアル的には最短距離に見えた(かつ地下鉄で完結する)「3)」を選択…
ところが飯田橋の有楽町線から東西線の乗り換えが、ほぼ「別の駅じゃん」な距離。
…そういや、むかーし、早稲田でゼミ受けてた頃、この乗り換えルート歩いたなぁ
(あの時は南北線→東西線だったけど)
ちなみに乗り換え案内アプリで検索はしたのだけれど、
もっと変態チックな乗り換えルートを推奨されたので却下した。
市ヶ谷乗り換えで総武線、浅草橋で浅草線、とか、馬喰横山から徒歩移動で東日本橋、とか。

ゴールにたどり着くルートはさまざま。
困ったときはつい馴染みのある路線を選択してしまうのは、人間の性か。

さて、今日もお出かけです。今日は一本道なので迷いませんが。
張り切っていきましょー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

季節の先取り

2016年04月10日 08時11分17秒 | 趣味・その他諸々の雑記
おはようございます!
やや曇り空の湘南地方です。

昨日は朝から野球(やる方)、午後からも野球(観る方)と
野球三昧でした。幸せ♪


さてさて、事務所に一足早い「夏」が来ました。



向日葵、です。
花のある生活って、潤いを感じられて良いです。

週の始まり。
色々気合を入れていくのも良いけど、
こんなかんじでゆるゆると。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カバ紛争、和解。

2016年04月08日 07時03分11秒 | 知財記事コメント
おはようございます!
昨日とはうってかわってハルウララな湘南地方です。

さて、うがい薬の件。
どうやら和解で終了なのですね。

産経ビジネスより引用)
==========================
イソジン、8月末にキャラクター変更


米系製薬会社ムンディファーマ(東京)は5日、商標権を持つ殺菌消毒薬「イソジン」ブランドの包装キャラクターについて、
8月末に変更する方針を明らかにした。3月までイソジンを販売していた明治から、
デザインが似ていると指摘されていた架空の動物「イソファミリー」の絵柄は8月31日で終了する。
==========================

なるほど。
個人的には、
明治のカバくんとは区別はつくけど、“敢えてそこ選ぶか?”という事案ではあった。
法廷闘争にしても両者とも得るものはないものなぁ。
もしこのまま訴訟が進んでいたらどうなっていたのか、という興味も。


イソジンの新しいキャラがどのようなものになるのか、も注目したいところ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「新しいタイプの商標」その後…

2016年04月07日 09時11分00秒 | 実務関係(商・不)
おはようございます。
花散らしの雨振る湘南地方です。
少し肌寒いですね。

さて、今日は平成27年4月に導入された
「新しいタイプの商標」
のその後について。
(第一弾の公開公報が発行されたときの記事はこちら

各タイプの出願/登録状況についてどうなっているのか…
JPlatPatで検索してみました。

結果がコチラ(H28.4.7検索結果を集計)。




予想通りというか、「色彩のみ」は、いまだ登録ゼロ。
顕著性が問題になりにくい動き商標が相対的に登録率が高い。

音商標は、薬品メーカーさんが頑張っていますね。
コマーシャルも多く流してますからね。
個人的には「♪かんさいーでんきほーあんきょーかい」になつかしさを感じました
(登録第5833009号)。
大学入学で上京したときに、「関東電気保安協会」のジングルを聴いて、
東西のカルチャーの違いを感じたのをおぼえています(関東~のは、なんかまじめな感じ)。

ちょっと脱線しました。

動き商標では、「ウルトラQ」のオープニングのやつが登録になっています
(登録第5825499号)。

このあたり、今後更に審査が進み、拒絶される事例もでてくると、
傾向と対策が組みやすくなってくると考えています。
新しい制度も上手につかって、自社のブランド認知を上げるお手伝いができればと考えています。

※もう少し詳しい記事は、今月発行する「あさかぜ便り」にて。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春ですね。

2016年04月06日 08時16分08秒 | 知財記事コメント
おはようございます!
はるうららかな湘南地方です。

昨日は下のムスメの入学式でした。
早いものです。いや、いつまでも小さくても困っちゃいますが。

さて、今日はこんな記事から。


(CNETJAPANより引用)
==========================
ハッシュタグも知的財産--商標登録する海外企業

ハッシュタッグは、ブランディングや顧客エンゲージメントのために重要なマーケティングツールとなりつつある。
商品やサービス、販促に関する投稿を、どうすればソーシャルメディアでユーザに最大限に拡散してもらえるのか、
各企業は知恵を絞っている。オンラインだけでなく、オフラインの看板やビルボード、
テレビのコマーシャルにまで使う企業もあり、今後、ハッシュタグをブランド戦略の一環としてとらえる企業は増えるだろう。

そうした中、ハッシュタグを「競合他社に使われては困る」ということで、商標登録する企業が海外で増えている。
たとえば、コカコーラは2015年、#CokeCanPics、#SmileWithACokeを米国で商標登録した。
競合ペプシも、#SayItWithPepsiを欧州で商標登録しており、主にInstagramで使われている。

米国特許商標庁では、2013年に商標審査便覧にハッシュタグ登録についてのセクションを新たに設けたが、
その後、600件以上のハッシュタグ商標登録が出願されている。

ただし、2014年の登録数は103件で、「いいハッシュタグを思いついたから、今のうちに登録しておこう」
といって出願すれば登録されるわけではない。登録されるには、そのハッシュタグが、
実際に市場で提供されている商品やサービスに関連しており、商業的に使用されてなければならない。

==========================

うーん…ハッシュタグを商標登録、ですか。
どっちかというと、登録商標をそのままハッシュタグにしている事例の方が、日本では多いような。
キャッチフレーズでもないけど直接商品名でもない“ひっかかる”言葉をハッシュタグにするケースも多いんですかね。
現行の日本の審査基準的には、まぁ登録要件は満たす場合が多いのでしょうけど、
商標の使用該当性は微妙な気が。

このあたりも、今後制度の方が実情に応じて変わっていく、のかもしれません。
現実の変化が早すぎて枠組みの方が追い付かないわけですが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なんだか気忙しい。

2016年04月05日 08時10分57秒 | 趣味・その他諸々の雑記
おはようございます。
小雨模様の湘南地方です。

今日は私用もあり、業務もバタバタ。
後者はいつもじゃねーか!というツッコミはなしで。

春は、気忙しい。
そんなときこそ、浮足立たず、一つ一つ丁寧に。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リフレッシュ。

2016年04月04日 09時02分32秒 | 趣味・その他諸々の雑記
おはようございます。
今日はお天気な札幌です。

週末土曜日から前々乗りで入っております。
昨日は自分的には完全オフにしてみました。
ここんとこスケジュール過密過ぎて考え事もできなかったので。

良いリフレッシュになりました。
今日から一週間ダッシュできそうです。

飛びあがるためには、一回かがまないとね。
さあ、四月本番。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

転ばぬ先の・・・

2016年04月01日 07時56分15秒 | 実務関係(特・実・意)
おはようございます。
やや曇り空ですがあたたかい空気の湘南地方です。

ここのところ、杖をついて歩くことがちょこちょこあり。
自分が使っていると、街中を歩いているときにもつい“ご同輩”に注意が向く。
すると、意外と杖を使っている人って多い。

杖の形態も色々ある。
先端部分が分岐しているもの、持ち手部分が工夫されている形状のもの、
模様が華やかなもの、などなど。

こういうのも、自分がユーザになってみないと考えないことが色々あるなぁ、と思う。

お客様から案件のご相談を受けるときや初めてお会いするときも、
可能な限りその分野の情報を仕入れる。可能ならその会社の商品を買ってみる。
当たり前かもしれないが、ユーザの視点から考えることで新しいアイデアが生まれることもある。
そういうアプローチは続けていきたいと思っている。



タイトルは、こういうことを書こうと思ったのではなく。

九州経産局が制作した知財啓発マンガのタイトル。
「マンガでわかる!『転ばぬ先の知財』のススメ」

“転ばぬ先の知的財産”…当職もそこここのセミナーでタイトルに使ってたりする。
ま、事業との関係性をもっとも端的に表現していることばの一つなので、
構いはしないのだけど、、、マンガの中身とも相俟って、ちょっとドキッとする。

さ、今日から新年度。
ゆるゆると参ります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする