弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【士業】志願者数の減少とPRのあり方

2017年03月01日 08時27分08秒 | プロモーション
おはようございます!
さて、今日から3月!
天気がどうというより花粉がブンブン飛んでる湘南地方です。
…花粉が無い土地に避難したいわー。

さて、今日は日経のこんな記事

(以下引用)
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不動産鑑定士、10年で受験者3分の1に PR懸命


土地や建物の価格を評価する「不動産鑑定士」の受験者数が減っている。2016年度の受験者数は10年前と比べて約3分の1。
合格率約1割という難度に加え、リーマン・ショック後に低迷した不動産市況の影響もあるとみられる。
優秀な人材が不足すれば不動産取引や地価調査などに影響が出かねず、国土交通省や業界団体はPRに知恵を絞っている。
(以下略)
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(引用終わり)

士業の受験者数状況に関して、去年この記事で取り上げた。

優秀な人材の取り合い、というのは今後徐々に激化していくと思われる。
業界全体としての信用と品質担保の側面、「資源配分」に対する影響力の側面…質もそうだが量も要る。


記事の中では、
「受験者は不動産会社などの勤務者が多いが、リーマン後、各社が資格取得費の補助や受験休暇を縮小する動きが相次いだ」ことを
受験者数減少の一因とも指摘している。

ほんまかいな。

うちの業界では、「資格取得費の補助」やら「受験休暇」やら、あんまり聞かない…大きい事務所だとあるのかな?
もともと恵まれ過ぎなんじゃない?
ちなみに、受験者数の減少は「対岸の火事」ではない。
平成28年度の弁理士試験受験者数(志願者数)は4,679人。10年前(平成18年度)の志願者数が10,060人だから、半減以上。
ま、弁理士試験の場合合格者数もここ1,2年大きく絞り込んでいるから、ちょっと事情も違う面があるのだけれど。

PR不足は、我々の業界も同じだよなー。
不動産鑑定士も弁理士も、
税理士なんかとは違って、そういう場面が来なければ一生絡まないこともあり得る存在だからなー。

“元”弁理士とやらに話題をかっさらわれるのではなく、
マニア向けの話はマニア向けの話としてしつつ、
一般受けするような話題も提供していくのが大事だと思うのですよ。

そんなわけで、今月も草の根啓蒙活動の一環として日々弁理士の生態をブログでお届けしていきます(笑)
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2 コメント

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不動産鑑定支援システム (しげまめ)
2017-03-02 10:11:16
不動産鑑定支援システムを作ったことがありますので、不動産鑑定士さんの業界もいろいろタイヘソだろうなということはなんとなく分かります。
不動産が動きづらい地方都市は特に公的鑑定のパイの奪い合いになるし、民間の案件は金融機関が独自のノウハウを身につけてしまい、オーソライズが不要な案件は自前で片づけるんだと聞き及んでおります。
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そういや担保評価とかやったな… (三色眼鏡)
2017-03-02 13:42:05
>しげまめ さん コメントありがとうございます。
需要を創出していく努力を続けることは大事ですよね。士業ってつい、自分の専門領域だけを視野狭窄的にやりがち。そうではなく、もっと色んな専門家とつながることが更なる活躍場面を増やすきっかけになるんだと思います。
返信する

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