弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【書評(20-02)】「螺旋の手術室」(知念実希人)

2020年04月26日 11時10分29秒 | 書評
おはようございます!
今日も気持ちの良い青空が広がる@湘南地方です。

さて、、、うわ、まだ書評2本目かー。
いや、ちょこちょこ本読んでいるはずなんだが、メモに残していないのと読破していないのと。

というわけで、昨夜夜更かしして一気読みした掲題の件
知念実希人さんは、医師兼小説家。
「天久鷹央の推理カルテ」シリーズを代表とした医療ミステリーをハイペースで世に出している。
「神酒クリニックで乾杯を」はドラマ化、「仮面病棟」は映画化もされていたな。
親子で気に入っている作家さんの一人。

大学病院の教授選にまつわる人物が次々と不審死する。冴木裕也の父であり教授選候補者の一人であった冴木真也も術中に死亡。
長年父との確執を抱えていた真也はしかし、父の死の謎に迫るべく動き出す。そこで手にした真実とは…

医療ミステリーと家族の愛のかたちとが絡み合いつつ加速していく後半の怒涛ぶりに引き込まれる。
多少強引さも感じる点はあるものの、伏線の回収が鮮やか。
「天久-」シリーズで出てくる名物刑事桜井がこちらの世界にも登場してくる。
…たぶんそのうち、桜井刑事を主人公で一本書くんだろうな。

そういや、先週も知念さんの本一冊読んだんだった(「白銀の逃亡者」)。
どれ読んでてどれがまだなのかちゃんとわかってないのが悔しいな。
作品チェックリスト、とか作ると良いのかな。

コメント
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