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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「果物」も「菓子」も元は「木の実」

2023-10-11 | 雑学

「味覚の秋」ですね。果物が美味しい季節となりました。
ところで、この果物と菓子が共に木の実から始まったと言うことをご存知でしょうか?
今日は果物と菓子について調べました。

「果物」
果物とは、もともと【木になる実】のことを言います。
果物は、「く」「だ」「もの」という3つのことばが結びついてできたもので、「く」は「木」が音変化したものであり、「だ」は「の」のような助詞から、「木の(だ)物」、即ち【木になる実】が果物です。

「菓子」
一方、「菓子」は本来「果子(かし)」と書き、こちらも【木の実】のことだそうです。
広辞苑には、菓子として、「菓」は果物の意で、常食の他に食する嗜好品。昔は多く果実であったが、今は多く米・小麦の粉、餅などに砂糖・餡などを加え、種々の形に作ったものを言う。
とあります。
辞書が示すように、菓子は昔は果実でした。

「果物と菓子の違い」
前記したように、果物も菓子も両方とも木になる実にはじまり、いちごや瓜など草になる実など、主食以外の間食を指していました。
古くは、間食に食べられていたものは、自然のものがほとんどでしたが、その後、大陸から米や麦の粉に、飴、蜂蜜などをまぜて油であげたものなどが伝わり、「唐菓子(からくだもの)」などと呼ばれました。
さらに、茶うけの饅頭や練り羊羹、カステラなど砂糖を使った甘い食べ物も外国から伝わってきました。

そうして江戸時代になると
人が手を加えて作った甘い食べ物は「菓子」で、
自然の果実のものは上方では「果物」、江戸では「水菓子」と呼んで区別されていったようです。

現在では果実のことを「水菓子」と呼ぶことはなく、一般的に「水菓子」は水ようかんや水まんじゅう、わらび餅、ゼリー、アイスなどを連想させる言葉となっています。


来てくれ「アサギマダラ」

2023-10-09 | 地元紹介

「秋の七草」
春の七草は知っていても、秋の七草はなかなか覚えられませんね。
皆様はご存じでしょうか?

秋の七草とは、
「ハギ(萩)キキョウ(桔梗) クズ(葛)フジバカマ(藤袴)オミナエシ(女郎花) オバナ(尾花)ナデシコ(撫子)秋の七草」と、5,7,5,7,7の和歌の口調で覚えると覚えやすいようです。

この秋の七草は、すべてが日本原産の花と思われがちですが、唯一、中国原産なのが「フジバカマ(藤袴)」です。
このフジバカマが我が家の畑で咲き始めましたのでご紹介します。

・これが畑の白色と紫色のフジバカマです。


「フジバカマ」
「フジバカマ(藤袴)」はキク科、フジバカマ属の多年生植物で、原産地は中国といわれています。
日本には、奈良時代に香料として渡来し、その後、野生化して日本各地の河原などに群生していました。
しかし、現在ではその数を減らし、環境省の準絶滅危惧種に指定されています。



「名前の由来」
藤袴の名前の由来は、新井白石が書いた「東雅(とうが)」に「その花淡紫色、藤といふ色に似て、その弁の筩(つつ)が袴に似たるところあれば藤袴といひし」とあるように、花の色が藤の花に似ていて、花弁の形が袴に似ていることから「フジバカマ」の名称になったとのことです。

・花弁の形が袴に見えるでしょうか?
  ふ

「アサギマダラの好物」
このフジバカマにはアサギマダラ蝶が必要とする”ピロリジジンアルカロイド”という成分があります。
この”ピロリジジンアルカロイド”という成分は、アサギマダラ蝶のオスのフェロモンの原料になっており、成虫はフジバカマに集まって蜜に含まれているこの成分を摂取して敵から攻撃されないようにしているのだそうです。

このようなことから、アサギマダラ蝶はフジバカマに集まってくるのですが、私の畑にはまだ一度も来たことがありません。
アサギマダラヨよ、私の畑のフジバカマにも来ておくれ。

・このように飛んできてくれたら嬉しいのですが・・・。(ネットより)


半月遅れの「イチゴの定植」

2023-10-07 | 家庭菜園

先日、昨年より半月遅れてイチゴの定植を行いました。
今年は9月末まで日中の最高気温が30度を超える残暑が続いていたことから、畑には朝と夕方の1時間ほど顔を出すだけでした。
加えて8月以降の少雨で畝がカラカラに乾いているにも拘らず、イチゴの苗に十分な水遣りが出来ていなかったことから、7月まで生き生きと育っていたイチゴの苗は、9月になると殆んどが枯れてしまいました。
このようなことから定植するだけの苗が確保できるかどうか心配でしたが、細くて弱々しい苗も含めて、辛うじて100本余りを確保することができました。

「苗作り」
我が家のイチゴの苗作りは、春に収穫が終わった株を別の畝に植え替えて作っています。
昨年までは下の画像のようにランナーが伸びて、そこから発芽した子株が根を張って密生している状態だったのですが、今年は猛暑で畑に行くことが少なかったことから手入れが出来ず、多くの苗が枯れてしまいました。

・昨年までのイチゴの苗です。


「畝作り」
畝作りでは、根切り虫対策に「ダイアジノン」を、酸性土壌を中和するために石灰を散布し、肥料にはバーク堆肥、ようりん、化成肥料、配合肥料、発酵鶏糞を混和して畝を立て、更に、畝立ての完成直前にもう一度「ようりん」を混和して畝を作りました。
「ようりん」を多めに混和したのは、苗が活着次第マルチを張る為です。
昨年までは2月に追肥をしてマルチを張っていたのですが、その間に草が生えてくるので、今年は早めに張ることにしたのです。
そして、畝も例年は6畝作っていたのですが、今年は苗不足から5畝になりました。



「植え付け」
上記の畝に株間35㎝、条間30㎝、各畝に26株を植え付けました。
植え付けはやや浅めに、クラウンと呼ばれる根の上の太いところには土が被らないように植えます。
今年は苗不足から1畝26株で5畝植えるのがやっとでした。

植え付け後には、たっぷりと水遣りをしました。
この後、根が活着するまで毎日水遣りを行い、その後、早めにマルチを張りたいと思っています。



「定植後の幸運」
定植が幸運だったのは、10月に入って一気に秋らしくなったことに加え、定植後の数日間が曇り空だったことです。
今年の苗は前記したように根もあまり伸びていない弱々しい苗だったので、定植後に直射日光が当たると枯れてしまう恐れがありました。
しかし、数日間が曇り空だったため毎朝の水遣りで、萎れることもなく何とか持ちこたえているところです。
このまま順調に育ってくれることを祈るだけです。


日本の英語表記が何故「JAPAN」

2023-10-05 | 雑学

日本を英語で「Japan」と言いますが、何故、似ても似つかないこの表記になったのでしょうか?
皆様は疑問に思ったことはありませんか?

「Japan の由来」
調べてみると、この表記はマルコ・ポーロの勘違いから生まれたという説があります。
日本を初めてヨーロッパに紹介したのは、ご存じのように冒険家のマルコ・ポーロです。
そのマルコポーロが「東方見聞録」を記す時、中国人が福建語で「ジペンクオ」といったのを「ジパング」と勘違いし、そのまま書いてしまったと言われており、そこから生まれたのが「Japan」という英語表記という説です。
実は、マルコ・ポーロは日本を訪れたことは無く、中国人に日本のことを聞いて「東方見聞録」を書きました。

他には、現代中国語における「日本」の発音のカナ表記は「リーベン」ですが、実際には「リーベン」と「ジーベン」の中間で読まれます。
しかし、隋の時代では、「日」は「ジツ」と発音するのが一般的だったようです。
そして「本」の字も地域によっては「ベン」と「ペン」の中間くらいで発音されており、人によっては「日本」を「ジーペン」と呼ぶこともあったそうです。
この「ジーペン」は「ジパン(グ)」にも聞こえることから、マルコポーロがイタリア語で「Zipangu(ジパング)」と表記し、さらにこれを英語に翻訳する際、「Japan」に変化したのではないかと言う説です。

更に、国土の広い中国では、地域によって発音が大きく異なり、「日本」の発音もさまざまなものが使われていました。
南方では「ニッポン」に近い発音がされていたのですが、これがポルトガルやスペインに伝播し、それぞれ「Japao(ジャパウン)」「Japon(ハポン)」となります。
これがさらにフランス語や英語に移され、「Japon(ジャポン)」「Japan(ジャパン)」となったとする説です。
つまり、もともとは「ニッポン」という発音から始まり、各言語を経るうちに表記や発音が変化し、英語に取り入れられる際に「ジャパン(Japan)」となったという説です。

どの説が正しいかは不明ですが、いずれにしても中国での呼び方が起点となっているところは確かなようです。


高級魚になった「目黒の秋刀魚」

2023-10-03 | 季節

10月になって漸く秋の気配が感じられるようになりました。
先日、私の畑のすぐ傍では稲刈りが行われて「実りの秋」「収穫の秋」を実感したところです。
秋は他にも、「食欲の秋」「味覚の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」「芸術の秋」など、秋を形容する表現がたくさんあります。
夏の猛暑でバテ気味だった私の胃袋も、秋の到来で元気を取り戻しつつあるようです。
腹の虫も美味しいものが食べたいと言っています。
秋の美味しいものと言えば、秋刀魚が一番ですが、秋刀魚の漁獲量は年々減少しており、8月21日に札幌市で行われた初競りでは1キロ当たり23万円で競り落され、庶民の魚がすっかり高級魚になってしまいました。

「漁獲量減少の理由」
秋刀魚の漁獲量が減少している要因は以下のように言われています。
①温暖化の影響。
 温暖化により海水温が上昇し、秋刀魚の回遊ルートが変化していること。

②海外での秋刀魚漁が盛んになったこと。
 近年、台湾が秋刀魚の漁獲量が1位だった日本を抜いたことや、中国も漁獲量を伸ばしていること。

このような事から、漁獲量が減少すると共に、価格も10年で4.6倍高くなっており、一匹200円を超す時代になっていることから庶民の魚から高級魚へとなっているということです。

「秋刀魚の名前の由来」

ところで、秋刀魚の語源についてはご存じでしょうか?
調べてみると諸説ありますが、
その一つは、「体が狭い魚」を意味する「狭真魚(さまな)」が転訛したという説、
他にも、大群をなして泳ぐ習性を持つことから「大きな群れ」を意味する「サワ(沢)」と「魚」を意味する「マ」からなる「サワンマ」が語源とする説もあります。



「目黒の秋刀魚」
秋刀魚と言えば古典落語に「目黒の秋刀魚」があります。

「話の概要」
天候に恵まれた初秋の日、お殿様がご家来を連れて、目黒不動参詣をかねての遠乗りにでかけました。
その頃、江戸の郊外だった目黒に着かれたのはお昼近くのことでした。
お腹が空いてきたので何か食べ物を所望するが、お供の者は誰かが用意しているだろうと何も用意をしていませんでした。
当時の目黒は草深いところで、買い出しに行くにも店がありません。
そんな所へ、何とも言えぬいい香りがプーンと流れてきたのです。
近くの農家でお爺さんが、脂のたっぷりのった秋刀魚を焼いていたのです。

お殿様はこの秋刀魚を所望するのでが、お供の者は「あれは下々の者が食す秋刀魚という下賎な魚にございます。お上が召しあがるようなものではございません。」と断ります。
しかし、いい匂いが空きっ腹には我慢できません。
「よい、下々の食するものがわからねば、上に立つ者とは言えぬ。苦しゅうない、秋刀魚をこれへ持てー。」
そこで食べた秋刀魚の美味しいこと。
お殿様は、生まれてはじめての秋刀魚がすっかり気に入り、忘れられない味になってしまったのです。
ところが屋敷に帰っても、食卓に秋刀魚のような下魚は出てきませんでした。

ある日のこと、親戚のお呼ばれでお出掛けになりました。
「なにかお好みのお料理はございませんでしょうか。なんなりとお申し付けくださいまし」というご家老の申し出に、すかさず秋刀魚を注文したのです。
親戚は驚いて、日本橋魚河岸から最上級の秋刀魚をとり寄せました。
このように脂が多いものをさしあげて、もしもお体に触っては一大事と、十分に蒸したうえ、小骨を丁寧に抜いて、だしがらの様になった秋刀魚を出しました。
「なに、これが秋刀魚と申すか。間違いではないのか? 確か、もっと黒く焦げておったはずじゃが・・・」

脂が抜けてぱさぱさの秋刀魚がおいしいはずがありません。
「この秋刀魚、いずれよりとりよせたのじゃ?」
「日本橋魚河岸にござります」
「あっ、それはいかん。秋刀魚は目黒にかぎる」

この落語はどなたもよくご存じだろうと思います。
秋の味覚、庶民の魚の「秋刀魚」が高級魚となり、お殿様の魚になってしまいました。


セロリ植え付け

2023-10-01 | 家庭菜園

皆さんはセロリはお好きですか?
独特の匂いがあるので嫌いな方も多いと思います。
我が家では長男家族がよく使用してくれるので、毎年2~3株を植えています。
今年も9月22日に2株の苗を購入して植え付けたので、ご紹介します。

「セロリ」
セロリはさわやかな香りとシャキシャキとした食感が特徴的な野菜で、パセリとともに、セリ科の代表的な野菜のひとつとされています。
原産地は地中海沿岸地域で、日本へは16世紀末、朝鮮出兵の際に加藤清正が持ち帰ったと言われており、清正人参の別名がありますが、和名はオランダミツバと言います。
日本では、セロリには強い香りがあることから苦手な人が多いようですが、アメリカではその強い香りが大変好まれており、現在ではアメリカが世界一の消費国となっているそうです。

・今年も先日2株を買ってきて植え付けました。


「栽培方法」
毎年のことながら、私が栽培しているセロリは市販されているような大きなものが出来ません。
そこで、栽培方法をネットで調べると次のように書かれていました。
それによると、私の栽培は「追肥」をしていなかったことが不作の原因のようです。
この栽培方法を参考に、今年は大きなセロリを作ってみたいと思っています。

・「畝作り」・・・酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに石灰を施し、よく耕します。
         畝の全面に、堆肥と油かす、鶏糞、化成肥料を入れてよくすき込んで、幅70cm、高さ20cmほどの畝を立てます。

・「植え付け」・・条間50cm、株間35cmくらいに植えつけます。
         根を傷めないように気をつけ、また株元を埋めすぎなしようにします。
         植えつけの後にたっぷりと水を与えます。

・「追肥」・・・生育期間が長く、多肥を好むので、2~3週間ごとに油かすや化成肥料を追肥として与え、土寄せします。
        真夏には直射日光を避けるために日よけをして、乾燥させないように株元に敷きわらをします。
        また生育には、多くの水分を必要としますので、水やりを欠かさないようにします。
        黄変した外葉は、病気の原因にもなりますのでこまめに摘み取るようにします。

・「収穫」・・・草丈が40cm以上になった株を収穫します。
        収穫が遅れると、成長しすぎて、内部が割れるといった、すが入る状態になるので注意が必要です。
        栄養素は茎よりも葉の方に多いので、捨てないで利用します。



「参考」
「セロリの栄養素と健康効果」
セロリにはカロテンを始め豊富な栄養素が含まれているようです。
詳しくは「セロリの栄養素」にリンクしていますのでご参照ください。