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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

春の七草

2020-01-10 | 雑学

一昨日の弊ブログで春の七草の覚え方を記しましたが、今日は春の七草とは一体どのような草なのか、その画像をご紹介することにしました。

先ず、春の七草とは、一般的には「芹(せり)」、「薺(なずな)」、「御形(ごぎょう)」、「繁縷(はこべら)」、「仏の座(ホトケノザ)」、「菘月(すずな)」、「蘿蔔(すずしろ)」の七種類を言います。
この七草の内、菘月(すずな)はカブのことであり、蘿蔔(すずしろ)は大根です。
この2種類を除いた5種類はいずれも野草で、畑やあぜ道などにはたくさん生えています。

以下、その野草である春の七草を画像でご紹介します。

1.「芹(せり)」
セリ科の多年草で、湿地や田んぼの周辺水路などに生育しています。
一箇所に競り(せり)合って生えていることから、この名称がつけられたと言われています。


2.「薺(なずな)」
アブラナ科の越年草で、別名を「ぺんぺん草」と言います。
「ペンペン草」の名前は、花後につける逆三角形の実を三味線の撥(ばち)に見立てて付けられたと言われています。


3.「御形(ごぎょう)」
菊(きく)科の越年草です。
本来は「ハハコグサ(母子草)」と呼ばれている野草です。
「御形(ごぎょう)」は春の七草での呼び名となっています。


4.「繁縷(はこべら)」
ナデシコ科の越年草で、道端や庭先など、どこにでも生える雑草です。
私の故郷、岡山ではヒズルと言って雛(ひよこ)の餌にしていました。
花期は3月~9月で白い小さな五弁の花を次々に咲かせます。


5-1.キク科の「仏の座」
キク科の越年草で、和名は「コオニタビラコ(小鬼田平子)」といい、田やあぜ道に生えるタンポポに似た小形の雑草です。
 

5-2.シソ科の「仏の座」
仏の座にはキク科の他にシソ科の種類もあり、下の画像がそれです。
こちらは「オドリコグサ(踊子草)」の仲間で上記とは別の種類です。
  

6.「菘月(すずな)」
アブラナ科の一年草で「蕪(かぶ・かぶら)」のことです。
蕪(かぶ)は頭の意味で、根が頭状の塊になるのでそう呼ばれています。


7.蘿蔔(すずしろ)
アブラナ科の越年草で、大根のことです。
たくさんの品種があり、最も大きいものは「桜島大根」で直径30㎝以上にもなります。


以上が春の七草の画像です。
名前は知っていても実際に野草をご覧になることは少ないのではないでしょうか?
「春の七草」はいずれも薬用効果があって食用になりますが、その実態は、蕪と大根を除けば田やあぜ道、道端などに生えている雑草です。




「人日の節句」と「七草がゆ」

2020-01-08 | 季節

令和2年が明けて早くも1週間が過ぎ去り、昨日は「人日(じんじつ)の節句」でした。
「人日」とは五節句の1番目の節句で、陰暦1月7日のことをいい、この日には、七草粥を食べて1年の豊作と無病息災を願います。
そこで今日は「人日の節句」と「七草がゆ」について調べました。

「五節句」
まず、五節句とは、1月7日の「人日の節句」、3月3日の「上巳(じょうし)の節句」、5月5日の「端午の節句」、7月7日の「七夕(しちせき)の節句」、そして9月9日の「重陽(ちょうよう)の節句」を言い、「人日」はその1番目になります。

「人日の節句」
日本には前述のように5つの節句がありますが、いずれも月と日が同じ数字になっています。
しかし、人日の節句だけは唯一数字が同じではない1月7日に定められているのです。
何故か?
それは、古代の中国で行われていた占いの風習に由来していることが理由なのです。

昔の中国では1月元旦から6日までの各日に動物を当てはめた占いが行われていました。
それによると、正月の1日を「鶏を占う日」、2日を「狗(犬)を占う日」、以下、3日を「猪(豚)の日」、4日を「羊の日」、5日を「牛の日」、6日を「馬の日」として各動物を占い、これらのそれぞれの日にはその動物を殺さないようにしていました。
そして7日は人を占っていたため、「人日」としました。
この日は、人を大切にしなければならないということから犯罪者の罪でさえも無効と定め、刑罰は行わないようにしたそうです。

「七草がゆ」
「人日」に七草がゆを食べる風習も中国から伝わりました。
昔から中国では1月7日に邪気を払って1年間の無病息災を願うために7種類の野菜が入った吸い物などを食べる風習がありました。
一方、日本では年の初めに若菜を摘んで新しい生命力をいただく「若菜摘み」という習慣がありました。
この中国の風習が平安時代伝えられたことと、日本の伝統的な「若菜摘み」の習慣が相まって、1月7日に7つの若葉を入れたお粥を食べる「七草がゆ」になったと言われています。
この様なことから、1月7日は「七草の節句」とも言われています。

「春の七草」
その七草とは、セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロが一般的に言われているもので、「春の七草」と言われています。
覚える方法は下記のように、5・7・5・7・7のリズム感で
「セリ・ナズナ」「ゴギョウ・ハコベラ」「ホトケノザ」「スズナ・スズシロ」「春の七草」
と並べると覚えやすいです。
私もこのリズム感で覚えています。




「お土産」の起源

2020-01-06 | 雑学

正月休みが終わりました。
年末年始を休まずに仕事をしていた人たちもいましたが、サラリーマンの多くは今日が仕事始めだと思います。
今日はお土産を手に出勤する人もいるのではないでしょうか?
会社では土産話に花が咲くことでしょうね。

さて、お土産と言えば、日本では職場の人や家族、親戚など、日常生活のなかでお土産を渡す機会が多々あり、コミュニケーションツールの一つとなっていますが、意外と知られていないのが「お土産の起源」だと思います。
そこで今日はお土産の起源について調べてみました。

「起源とされる伊勢参り」
「土産」の由来には諸説ありますが、最も有力と言われている説は伊勢参りのようです。
昔は庶民にとってあこがれの旅というのが、伊勢神宮への参詣でした。
しかし伊勢参りには膨大な旅費がかかることから庶民が簡単に行ける旅ではありませんでした。
そこで人々は地域の仲間と協力し、「お伊勢講」という仕組みを作ったのです。
これは、講に所属した人々から定期的にお金を集め、くじ引きで選ばれた人が代表して伊勢参りをするというものです。
選ばれた代表者に、
人々は餞別を渡して自分の分の祈願をお願いしました。

「伊勢神宮の宮笥(みやげ)」
代表者は伊勢神宮に参拝し、地元へ帰る際に仲間の分の「宮笥(みやげ:神社でもらえるお札を張るための器)」を買う決まりなっていました。
その宮笥(みやげ)が、「土産」の語源であるという説です。
なお、平凡社百科事典によれば、「宮笥」の「笥」は「入れ物のこと(器)で、「宮笥」とは神から授かった器という意味だということです。

・神宮大麻です。(ウィキペディアより)


「磯田道史氏の伊勢神宮説」
歴史学者の磯田道史氏も「なぜ日本人はお土産を配るのか」を解説している中で、伊勢神宮説を取り上げ、
“江戸時代の旅行”に注目する必要があると解説しています。
先生によれば、江戸時代の旅行とは、そもそも神様や仏様への“お参り”を意味したものです。
しかし、当時の旅行にはかなりのお金が必要で、例えば江戸と京都の往復にかかる費用はおよそ30万円でした。
そのため全ての人が旅行に行けた訳ではなく、仲間内で旅費を出し合い“代表者が旅に出る”という「代参」が習わしでした。
当然のことながら、旅行者は帰ってきた後の“お土産”が必要になったといいます。

この頃の“お土産の定番”といえば「伊勢神宮の神宮大麻(じんぐううたいま)」というお札で、旅行者は「ご利益」と「無事にお参りをしたことの証」としてお札を持ち帰りました。
これがお土産のルーツだということです。
(なお、神宮大麻とは、神宮のお神札です(上記画像)。大麻とは「おおぬさ」とも読み、お祓いに用いる祭具を意味します)

また江戸時代には「旅行用心集」という旅行のガイドブックもあり、「道中での日記の書き方」などがあって、当時も今と同じように“旅行の土産話”が期待されていたということです。

先日、テレビでも伊勢神宮説を話していましたが、私もこの説が有力ではないかと思いました。

 


正月三が日のタブー

2020-01-04 | 情報

明けましておめでとうございます

今年最初のブログを今日から始めます。
2018年1月から1年余りブログの書き込みを休止した後、昨年4月から再度始めて9か月になりました。
休止するまでは毎日アップしていましたが、諸事情により、再開後は一日置きにアップするようにしています。
この間、つたない内容にも拘らず、毎日、千数百名の読者の皆様からご訪問していただいており、本当にありがとうございます。
出来るだけこのペースで続けたいと思っていますので、本年も引き続きよろしくお願い致します。

さて、正月明けの今日は何を書こうかとネットでネタを探していたところ、「正月三が日にしてはいけないもの」という記事がありました。
正月三が日は昨日で終わっており、今頃書いても遅いと言われるかも知れませんが、敢えて記しますと、それは、「掃除」と「水仕事」そして「料理」だそうです。

1.まずは「掃除」です。
 三箇日には歳神様をお迎えしているので、そんな時に掃除をすると家から追い出すことになることから、掃除を控えるのが望ましいということです。

2.次は「水仕事」です。
 水を流すと歳神様も一緒に流れてしまうことになるので、洗濯や台所仕事などはできるだけしない方が良いそうです。

3.そして、「料理」です。
 竈(かまど)の神様が帰ってきている間は火を使わない方が良いということです。

他にも
4.豚、牛、馬などの四足歩行の動物の肉を食べてはいけない
 これは仏教の教えからきており、天武天皇が僧侶の肉食禁止令を出したことなどが理由として言われています。
 二本足の「鶏」は大丈夫なので、気になる方は鶏肉をご検討ください。

5.ケンカをしてはならない
 皆が新しい年を良い年にしたいと願う新年に、争いなどして悪い運気を植え付けたくないという考えから生まれた縁起かつぎのようですが、ケンカは控えるに越したことはありません。

6.お金を使ってはいけない
 年の初めにお金を使いすぎると、その1年はお金が貯まらないのだそうです。
 但し、神様に手向ける初詣でのお賽銭は大丈夫だといわれています。

これらは昔からの言い伝えだったり、地域の風習のようであり、仮に実行しなかったとしても何ら差し障りがあるわけではありません。
但し、「3」の料理では、火災に十分気を付けることや、「5」のケンカは、どのようなケンカにしても新年早々すべきではないこと、そして「6」のお金の浪費もまた新年早々ほどほどに、という戒めだと受け止めてもいいのではないかと思います。



明けましておめでとうございます

2020-01-01 | 季節

あけましておめでとうございます

皆様には、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は弊ブログにアクセスいただき有り難うございました
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
 令和2年 元旦

 

         

誠に勝手ながら、今日から3日までブログを休ませていただきます。
今年もよろしくお願い申し上げます。