明日、1月17日は阪神・淡路大震災から25年の節目の日です。
この日に先立つ11日には、神戸市で灯されている「希望の灯り」の火を各地で開かれる追悼行事などのために分ける「分灯」が始まったと、ニュースで報じていました。
兵庫県では「震災を風化させない」「忘れない」「伝える」「活かす」「備える」を基本コンセプトに、この大震災の経験と教訓を広く発信し、次の大災害への備えや対策の充実につながる事業を展開するということも広報していました。
これらの行事に付随して、復興ソングの「しあわせ運べるように」の曲もよく流れてきます。
そこで、今日は神戸の震災復興ソング「しあわせ運べるように」をお聴きいただきたく取り上げることにしました。
この曲は、神戸市内の小学校で音楽教諭を務めている白井真先生が震災から約2週間後、身を寄せていた親戚宅で、生まれ育った街の変わり果てた姿をテレビニュースで見て衝撃を受け、わずか10分で作詞・作曲したのだそうです。
この曲は、多くの人々の心を捉え、希望の灯となって25年間大切に歌い継がれている歌です。
それでは、神戸の子どもたちと大槌中学校が歌う『しあわせ運べるように』 をお聴きください。
「しあわせ運べるように」
作詞・作曲 白井 真
1.地震にも 負けない 強い心をもって
亡くなった方々のぶんも 毎日を 大切に 生きてゆこう
傷ついた神戸を もとの姿にもどそう
支えあう心と 明日への 希望を胸に
響きわたれ ぼくたちの歌
生まれ変わる 神戸のまちに
届けたい わたしたちの歌 しあわせ 運べるように
2.地震にも 負けない 強い絆(きずな)をつくり
亡くなった方々のぶんも 毎日を 大切に 生きてゆこう
傷ついた神戸を もとの姿にもどそう
やさしい春の光のような 未来を夢み
響きわたれ ぼくたちの歌
生まれ変わる 神戸のまちに
届けたい わたしたちの歌 しあわせ 運べるように
届けたい わたしたちの歌 しあわせ 運べるように