宴会や会合などが終わった時に「手締め」と呼ばれる拍手を行うことがあります。
一般的に「お手を拝借!」と言った掛け声に合わせて何気なくやっていますが、実は「古事記」にその由来らしき表現が登場する由緒ある動作なのだそうです。
「古事記の中に、大国主命が国譲りを行う際に「拍手を打って国譲りを承諾した」と言う記述が出てきますが、この「承諾して柏手を打った」ことが転じて「うまく物事がまとまって手を打った」という意味で手締めが行われるようになったと考えられています。
手締めは日本の風習の一つで物事が無事に終わったことを祝って、その関係者が掛け声とともにリズムを合わせて打つ手拍子のことで、江戸時代の落語会で真打や襲名披露で手締めが行われていたようです。
その後、1876年に東京証券取引所が発足して以降、日本中に手締めを行う習慣が広まったと言われています。
今では祭りや商談、株主総会などの終わりによく行われています。
手締めの種類は大きく分けて、一本締め、三本締め、一丁締めの3つがあります。
「一本締め」・・・「お手を拝借」「ィヨーオッ」 全員で手拍子 「シャシャシャン シャシャシャン シャシャシャンシャン」と手を叩く回数が10回のものを言います。
「三本締め」・・・「お手を拝借」「ィヨーオッ」 全員で手拍子 「シャシャシャン シャシャシャン シャシャシャンシャン」
「イヨッ」 全員で手拍子 「シャシャシャン シャシャシャン シャシャシャンシャン」
「もう一丁」 全員で手拍子 「シャシャシャン シャシャシャン シャシャシャンシャン」
「三本締め」は、一本締めを3回繰り返すパターンです。
三本締めの1回目は主催者へ向けて、2回目は来賓・来客へ向けて、3回目は残念ながらその会に不参加となった方へ向けて
行われるものと言われています。
「一丁締め」・・・「お手を拝借」「ィヨーオッ」 全員で手を叩く 「パンッ」
「一丁締め」はパンっと一度だけ手を叩きます。「一本締め」と区別するために「関東一本締め」とも呼ばれているようです。
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なるほど、神社でも「二礼二拍手一礼」しますから、柏手を2回打ってました。
そういえば、「一本締め」といって「一丁締め」の動作をしていましたが、つい
「シャシャシャン シャシャシャン シャシャシャンシャン」と10回 手を叩くよう心がけます。
> 白浜のアドベンチャーワールドでもパンダの赤ちゃんが誕生して、現在までに数回しか報道されていません。東京と和歌山ではニュースの価値が違うのですね。
そうでしたか。和歌山の発信力が弱かったか、遠慮したのではないでしょうか ❔
> パンダは4匹いますが、1匹は縫いぐるみですか?
うっかりしていました。4匹のでした。タイトルを「4匹のパンダ」と差し替えました。 m(_ _)m