らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「ハッサク(八朔)」栽培

2010-07-14 | 家庭果樹

今日は私の「ハッサク(八朔)」栽培についてご紹介します。

「ハッサク(八朔)」は、ミカン科ミカン属の小高木で、日本が原産地だそうです。
江戸時代末期の1860年頃、現在の広島県因島市の「恵日山浄山寺」の境内において偶然発見された品種で、その名前の由来は、この寺の住職が「旧暦8月1日頃(八月朔日)になると食べられる」と言ったことから名付けられたといわれています。
 (参考)「八朔はっさく)」とは、八月朔日(さくじつ)の略で、朔日(さくじつ)とは1日のことです。
     つまり「旧暦の8月1日には食べられる」という意味ですが、実際の収穫時期は12月~1月の冬季であり、8月の頃には実がまだ小さくてとても食べられ
           ません。

・この写真は6月末に撮影したものです。


八朔は自家結実性が弱く1本では実がつきません。受粉樹として、甘夏ミカンの木を植えておくとよく結実するそうです。
我が家のハッサクは4年目の若木ですが、昨年から花が咲き始めました。
しかし、昨年は受粉樹がなかったため全く結実しませんでした。
今年は菜園仲間に花粉を貰い、人工授粉したところ初めて実をつけたものです。

・ハッサク(八朔)は、名前の由来となっている8月になってもまだ青く、とても食べられるものではありません。


ハッサク(八朔)は、家庭果樹としては人気が高い果樹と言われています。
「ハッサク(八朔)」栽培に関心のある方は、初心者の私が調べた栽培方法を書いておきますのでご参照ください。

「栽培方法」
・植え付け時期  3月~4月頃です。
・植え付け場所  日当たりの良い場所(出来るだけ北風の当たらないところが良い)
・用土        水はけの良い肥沃な土を好みます。
・植え付け後の剪定 
           1年目は主幹を地際から40cmくらいで切り戻します。
             2年目は1年目に伸びた主枝を10㎝くらい切り戻します。
             3年目以降は、しだれた枝や徒長枝を切り戻したり、混み合う枝を間引き、樹冠内部によく日が当たるように剪定します。
            いずれの剪定も3月頃に行います。          
・肥料        寒肥として12月~1月頃に有機肥料を、3月上旬と7月上旬に即効性の化成肥料を与えます。
・害虫予防      3月~4月頃、新芽が出始めの頃にハダニやアブラムシの予防をする。
            アゲハの幼虫がつくので見つけ次第駆除する。
・摘果        葉果比80~100枚を目安に小玉傷果を中心に摘果する。
・収穫時期     12月~1月ですが、収穫後室温5度位の部屋で1ヶ月余り熟成させると甘味が増すようです。



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2 コメント

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ハッサク (ミミロル)
2010-07-14 09:22:56
実がなってよかったです。
うちの畑にも蜜柑の木が数本あります。
ハッサク、甘夏、伊予柑。
伊予柑以外は食べても区別がわかりませんが、
たくさんの実をつけてくれます。
たくさんの蜜柑を食べる方法は牛乳とバナナと蜂蜜をミキサーにかけてミックスジュースにすることです。
それをするには蜜柑をあらかじめ剥いておく必要があるので手間ですが・・・
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ミックスジュース (らいちゃん)
2010-07-14 12:54:18
ミックスジュース、美味しそうですね。
今年、受粉用に甘夏の樹を植えたので来年からは少しずつ収量が増えると思います。
手間はかかっても、美味しいミックスジュースを作って見たいですね。
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