らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

水戸の少年が発案した「オセロ」ゲーム

2023-03-07 | 雑学

都道府県の魅力度を測る調査に「地域ブランド調査」という指標があります。
2021年度の都道府県魅力度ランキングで最下位だった茨城県が、2022年度調査では最下位を脱出して46位になりました。
茨城県の皆様よかったですね。
最下位脱出おめでとうございます。

「都道府県魅力度ランキング」(下記ランキング表をご参照ください)
この調査は民間の調査会社「ブランド総合研究所」が発表している自治体別の魅力度ランキングで、インターネットを通じて「地域ブランド調査」を行っているものです。
全国の1000市区町村と47都道府県について、各地域の全国的な認知やイメージ形成などを明らかにすることが目的で、各地域の認知度や魅力度、訪問経験、観光意欲度、居住意欲度など89項目について調査しているもので、2022年度のランキングは以下の通りです。

しかし、このランキングは僅か3万5000人ほどの回答者の集計であり、その人たちの主観によって大きく左右されることから、順位に一喜一憂することはないと思いますが、でも下位にランクされている自治体関係者は辛いかも知れませんね。


都道府県魅力度ランキングでは下位に低迷している茨城県ですが、茨城県には、長谷川五郎さんという素晴らしい方がいらっしゃいます。
この方は、今では世界で6億人もの人がプレイしている「オセロ」ゲームを発案された人なのです。
茨城県の皆さん堂々と胸を張って自慢してください。

「オセロゲームの発案」
1945年(昭和20年)9月、当時水戸市の中学生だった長谷川五郎氏が、碁石で相手の石を挟んで取る「ハサミ碁」という遊びからオセロの原形を考案しました。
当時は、第2次世界大戦の終戦直後で、友だちと遊ぶためのゲームはほとんどありませんでした。
そんな時、長谷川五郎さんは、囲碁の黒と白の石を使って、相手の石をはさんだら取るというゲームを思いついたのです。

囲碁の石を使ってオセロの原型が生まれたあと、長谷川五郎さんは飲んだ牛乳ビンのフタを利用して、オセロの石を作りました。
今の学校給食は牛乳パックになっていますが、当時は牛乳といえばビンであり、フタはプラスチックではなく紙でした。
牛乳ビンのフタとオセロの石を比べると、サイズがぴったり合います
戦災で校舎が全焼して青空授業が行われていた学校で、10分間の休み時間内に決着がつくゲームとして生徒のあいだで人気になりました。

「ゲームボード オセロの誕生」
その後、会社勤めをしていた長谷川氏でしたが、かつて生み出した遊びを思い出し、牛乳びんのフタで石をつくって試作品を玩具メーカーに持ち込みました。
その企画がとおり、1973年4月29日に「オセロ」という登録商標で販売されたのが、ボードゲーム・オセロの正式デビューになります。
発売されるやいなや、人気はみるみる広まり、空前の大ヒットを記録しました。
牛乳びんのフタとほぼ同じ直径34.5mmのオセロ石は、発売当初から変わらないオセロ石の公式規格になっています。



「名前の由来」
オセロという名前は、シェイクスピアの四大悲劇のひとつ「オセロ」が由来です。
黒人の将軍・オセロと白人の妻・デズデモーナを中心に、敵味方がめまぐるしく寝返るというストーリーに、黒白の石がひっくり返りながら形勢が次々変わっていくゲーム性をなぞらえて命名されたのだそうです。
そして、緑の盤面は、戯曲「オセロ」の戦いの舞台、緑の平原をイメージしてつくられたと言われています。

現在はテレビゲームやスマホでのゲームをする人が殆どですが、半世紀ほど前には将棋や囲碁、オセロゲームなどが流行ったものです。
日本発祥のオセロゲームは世界に約6億人の愛好者がいると言われています。
茨城県の長谷川五郎さんは凄いゲームを発案されましたね。


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1 コメント

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白黒をつける (もののはじめのiina)
2023-03-07 11:33:02
勝負の「白黒をつける」には、オセロ・ゲームがいいですね。
単純なゲームですから、老若男女問わずに遊べます。
一発逆転も可能なゲームであることも重要です。^^

オセロ・ゲームが日本生まれとは知ってましたが、水戸の若者が考案していたのでしたか。
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