文章を書く時、「おもう」という言葉に遭遇した場合、一瞬、使用する漢字を考えます。
例えば、「おもいで」を漢字にする場合、『思い出』と『想い出』の二つの漢字があります。
この使い分けを皆さんはどのようにしているのでしょうか?
そこで調べてみました。
「思」の漢字は、もともと「恖(し)」と書きます。
この字は「囟(ひよめ)」に「心」が合わさった漢字で、「囟」は幼児の頭に泉門(黄泉・・よみの入口)のある姿で、頭を表し、「心」は心臓をあらわしています。
「思う」という働きが【頭と心臓を中心にして行われる】ということを示しており、考えることだけでなく判断などにも使え「どうしようかと思う」「暑いと思う」「将来を思う」など、広く一般的に使えるのがこの字です。
一方「想」は、「相」と「心」が合わさった漢字です。
そして「相」は、「木」と「目」からなり、向こうにある木を対象として見ることを示しているので、「想う」は【ある対象に向かって心で考える】ことを意味します。
「想い人」「彼女を想う」「幼少の頃を想う」など、対象が具体的に浮かんでくる場合に「想」を使うことが多いようです。
同じ「おもい」でも、頭の中で考えたり、判断したりする場合と、おもう対象が具体的に浮かんでくる場合によって使う漢字が異なるので注意が必要ですが、それにしても日本語は難しいですね。
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去年の「はあとふるミニコンサート」では、マスネ作曲の「タイスの瞑想曲」゛癒されましたが、ことしは童謡に意外な解釈があって勉強させられました。
今週末は、能の笛を学んできます。
「蛇の道は蛇」で、私も賢いやり方だとおもうのですが、それに外人がやるとスマートに見えるのですが日本人がやると野暮ったく思えてしまいます。これはコンプレックスでしょうか