goo blog サービス終了のお知らせ 

らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「粋」で「いなせ」

2013-08-04 | 雑学

映画やドラマで取り上げられた、義理人情に厚い魚屋の「一心太助」をご存知の方が多いと思います。
彼は「粋」で「いなせ」な江戸っ子の典型として描かれており、大久保彦左衛門のもとで活躍します。
映画では、東映のハンサムスターの中村錦之助(後の萬屋錦之助)が見事に演じていましたが、今日はその「粋」で「いなせ」の語源について調べました。

「いなせ」とは【威勢がよくさっぱりとしたきっぷ】のことで、特に【勇み肌の若者】のことを言います。
「鯔背」の「鯔(イナ)」は魚のボラの幼魚のことで、この鯔の背びれが日本橋・魚河岸の若者が結った髷(まげ)に似ていたために、その威勢のいい若者のきっぷを『いなせ』と呼んだということです。

一方の『粋』は、元々は「意気」と書き【心ばえ、気合い】などを言いましたが、様々な意味を持つようになって精神だけでなく衣装風俗にも使われるようになりました。
そして、最初は男性に対して多く使いましたが、江戸後期になると主に女性に対して使われ、一種の美的理念を表すことばとして定着したようです。

この『粋』は、広辞苑には、「気持ち身なりのさっぱりとあかぬけしていて、しかも色気を持っていること」と説明しています。

江戸後期に〔いきな深川いなせな神田〕と小唄に歌われたそうですが、深川の辰巳芸者は、冬でも裸足に下駄で、男まさりで羽織をまとい、そのきっぷのよさが粋の代表とされていたそうです。



最新の画像もっと見る

1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
一心太助 (iina)
2013-08-04 10:12:53
一時代を築いた映画の東映「一心太助」を見ました。太助といえば中村錦之助ですね。
その奥さんだった淡路恵子が、最近バラエティ番組に出ますが、それまではその人となりまでは知らなかった
ですが、威勢がいい物言いながら自分をわきまえたところがありますね。スパっと言い放ち毒舌ですが江戸っ娘
らしいところがあります。「粋」で「いなせ」なところは、男も女も同じなのでしょうか。

しかし、例えば雪駄を履くにも爪先立ちが粋とされていたり、何かと疲れそうです。ですから、九州男児にいわせる
と男伊達を気にするのは詰まらない気取りに思えてしまいます。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。