らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

天童市と将棋の駒

2023-07-21 | 雑学

将棋の藤井聡太七段は強いですね。
先日行われた『棋聖戦』五番勝負の「第4局」で、藤井聡太七冠が84手で佐々木大地七段に勝利し、3勝1敗で『棋聖』タイトルを守って4連覇しました。

現在、藤井聡太七段は将棋の8タイトルのうち7つのタイトルを保持しており、残るは「王座」のみとなっています。
その「王座」の挑戦者決定戦が8月4日に豊島九段と藤井七冠の間で行われます。
勝った方が挑戦者になるのですが、藤井聡太七冠が勝てば挑戦権を得て、現在「王座」のタイトル保持者・永瀬王座と対戦することになります。
そして藤井聡太七冠がもし王座のタイトルを獲得すると、前人未到の“八冠”を達成することになります。

「8大タイトル保持者一覧」
さて、将棋界には8大タイトルがあるのはご存じの通りです。
2023年7月19日現在、藤井聡太七冠は下記のとおり「王座」を除く7つのタイトルを保持しています。
 ・竜王 藤井聡太
 ・名人 藤井聡太
 ・王位 藤井聡太
 ・王座 永瀬拓矢
 ・棋王 藤井聡太
 ・王将 藤井聡太
 ・棋聖 藤井聡太
 ・叡王 藤井聡太



ところで、将棋と言えば駒を交互に動かして戦うゲームですが、その駒は山形県の天童市が生産量の殆どを占めています。
何故なのでしょうか?
今日は将棋の駒と天童市の関係を調べてみました。

「天童市と将棋の駒」
将棋駒が天童市で生産されるようになったのは江戸時代後期です。
当時、財政難に苦しんでいた天童織田藩が、困窮を救済するために織田藩に伝えられていた将棋駒の製法を下級藩士たちに奨励したのが始まりと言われています。
当時、天童織田藩の財政は非常に厳しく、下級武士は俸禄だけでは食べていけない状態であったことから、織田藩家老の吉田守隆は将棋駒作りを奨励しました。
その結果、幕末頃には天童伝統の草書体による書き駒の基礎が築かれたそうです。

明治に入ると、駒づくりが本格的な産業として確立されました。
大正時代には、駒木地を製造する機械をいち早く開発し、大阪と並ぶ大量生産地になりました。
街を挙げての分業体制を作り上げ、昭和初期には生産数で大阪を追い越し、生産量日本一となり将棋の街と呼ばれるようになりました。

現在は、彫駒を中心に、押し駒・書き駒・彫埋駒・盛上駒の5種類を製作しており、大衆駒から中高級駒まで、あらゆる駒を作る生産地となっています。
そして、全国に普及している将棋駒の約9割が天童市で生産されているということです。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
将棋駒  (もののはじめのiina)
2023-07-21 11:51:13
将棋駒が山形の天童なのは、駒に適した木材が豊富だからと思ってましたが、江戸時代の天童藩が奨励したからでしたか ( ..)φメモメモ

藤井聡太くんは、遠からず前人未到の“八冠”を達成しますね。

インディ・ジョーンズの第一作は、1981年の「失われたアーク(聖櫃)」ですが、以来全作品を観ています。

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