らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「左利き」酒飲みの謂れ

2021-05-06 | 雑学

♪小さく投げキッス する時も する時も
 こちらにおいでと 呼ぶ時も 呼ぶ時も
 いつでも いつでも彼は 左利き

ご存じですよね。
この歌は麻丘めぐみの「私の彼は左きき」です。
発売された1973年当時はよく聴きました。

職場の歓送迎会などで新入職員の女性が歌うときの定番の歌でしたが、それはさて置き、今日は「左きき」と「酒飲み」の謂れについて調べました。
「左利き」には酒好きの意味がありますが、なぜ「左利き」が酒好きのことなのでしょうか?


「左ききが酒飲みと言われる由来」
「左きき」とは、広辞苑によれば、
①右手よりも左手のよく利くこと。またその人。ひだりぎっちょ。
②酒に強いこと。また、その人。さけのみ。
と説明しています。

辞書が示すように、「左利き」とは、「左ぎっちょ」の他に「酒好き」の人のことも言います。
その謂れは、江戸時代初期、金が盛んに出たころ、金山独特の言葉として世間に広まった言葉のうち、その代表的な言葉が「左きき」でした。
何故か?
金を採掘するとき、槌を右手に、鑿(のみ)を左手に持つので、右手を「槌手(つちて)」、左手を「鑿手(のみて)」と言いました。
この「鑿手(のみて)」が「飲み手」と同じ発音だったため、ダジャレ感覚で酒飲みのことを「左利き」と呼ぶようになったということです。

昨日で大型連休が終わりました。
4都府県の皆さんは緊急事態宣言下で外出自粛を余儀なくされてストレスが溜まったことと思います。
ニュースではこの期間が更に延長されそうです。
お酒好きのみなさん、今月は宣言に従って外飲みを控え、自宅で「左利き」になってください。