らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

京都・東山を歩く(4)八坂神社

2017-02-03 | 趣味

私たち歩く会の一行は高台寺の前の「ねねの道」を通り、八坂神社へと向かいました。

「八坂神社」
この神社は、元の祭神であった牛頭天王が祇園精舎の守護神であるとされていたことから、元々「祇園神社」「祇園社」「祇園感神院」などと呼ばれていましたが、慶応4年(1868年:明治元年)の神仏分離令により「八坂神社」と改められました。
八坂神社は京都盆地東部、四条通の東のつき当たりに鎮座しており、境内東側にはしだれ桜で有名な円山公園が隣接していることもあって、地元の氏神(産土)としての信仰を集めるとともに観光地としても多くの人が訪れています。
正月三が日の初詣の参拝者数は近年では約100万人と京都府下では伏見稲荷大社に次ぐ2位となっているそうです。



「本殿」
ご祭神は中御座に素戔嗚尊、東御座には櫛稲田姫命、西御座に八柱御子神(やはしらのみこがみ)を始めとする十三座がお祭りされています。
創祀は、諸説あるようですが、社伝では斉明天皇2年(656年)と伝えられ、平安遷都がなされた延暦13年(794年)以前よりこの地に祀られていたようです。
また、貞観11年(869年)疫病流行の際、当社の神にお祈りして始まったのが祇園祭だそうです。



「舞殿」
本殿の前にある舞殿では、梅原家と坂入家の結婚式が行われていました。



「円山公園」
円山公園(まるやまこうえん)は、京都市東山区にある公園で、国の名勝に指定されています。
園域は八坂神社、知恩院に隣接し、「祇園枝垂桜」に代表される桜の名所となっています。

明治維新までは八坂神社(当時は祇園感神院)や円山安養寺、長楽寺、双林寺の境内の一部だったそうですが、明治初年の廃仏毀釈の一環として、1871年(明治4年)に上知令によって土地が政府に没収され、1886年(明治19年)に総面積約9万平方メートルの公園が設けられました。
1887年(明治20年)には京都市へ移管され京都市初の都市公園となったそうです。



「祇園小唄の歌碑」
楓樹の下に「祇園小唄」の歌碑があります。
高さ1.5、横2.5メートルもの堂々たる自然石に、おなじみの「月はおぼろに東山」からはじまる長田幹彦自筆の歌詞が七彩で彫られています。
右手前には五線譜を彫刻した銅板譜面の碑もあります。

「祇園小唄」は作家・長田幹彦が祇園のお茶屋「吉うた」に滞在した時に作詞したものです。 
映画の主題歌にもなり全国的にヒットしました。
祇園小唄の顕彰と往時を偲び毎年11月23日に円山公園の歌碑の前で、午前11時から祭事が行われるそうです。



「坂本竜馬・中岡慎太郎」
京都の公園の中で最も親しまれている円山公園に、坂本龍馬と中岡慎太郎像があります。
これは2人が揃っている珍しいもので、高知桂浜の龍馬像と並んでファンの間では有名な像だそうです。
龍馬は立ち、慎太郎は左手に刀を握り片膝をついています。
この像は、昭和11年京都高知県人会有志により建立され、第二次大戦中に撤去されましたが、昭和37年に再建されました。