らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

神戸方面の旅(4)キリンビール工場見学

2016-10-05 | 旅行

今回の熊取町の社会見学会で最大の楽しみは今日ご紹介するキリンビール神戸工場の見学です。
見学の後にビールの試飲ができると言うことで、飲兵衛には大いに期待されているプランでした。
今日は工場見学の様子をご紹介します。

先ず、ビールができるまでの概略を記すと、
(パンフレットより)
1.素材・・・たっぷり水を含ませた麦を発酵させ、ビールの原料となる麦芽を作ります。
2.糖化・・・麦芽を砕いて緩やかに温度をあげ、「もろみ」と言う麦のおかゆを作ります。
3.麦汁濾過・・・もろみを濾過し最初に流れ出たものが「一番搾り麦汁」です。
4.煮沸・・・ここでホップを加え、ビール独特の香りを苦みを生み出します。
5.発酵・・・十分に冷やした麦汁に酵母を加え、発酵タンクで低温発酵させます。
6.貯蔵・濾過・・・1~2ケ月ほどタンクで低温貯蔵し、美味しく熟成させます。
7.パッケージング・・・厳しい検査に合格したビールだけがケースに詰められ出荷されます。

「糖化釜」
見学コースの工場正面に置かれていたこの糖化釜は、同社の旧尼崎工場で昭和36年から平成8年まで35年間に亘って使われていたものです。
説明によれば、
糖化釜の中では麦汁を作ります。
細かく砕いた麦芽と温水を混ぜて「もろみ」にし、米などの副原料を加えて適温に保つと、麦芽の中にある酵素の働きが活発になり、、デンプン質の分解(糖化)が進んで麦汁になります。



「ホップ」
案内によれば、品質を守るホップの番人が必ず自分で産地まで赴き、ホップの品質をチェックする職人がいます。
キリンでは独自の官能基準に基づき品質を管理していると言うことです。



「麦芽」
案内によれば、国内のビール工場で製麦の技術をもつビールメーカーは今やキリンだけだそうです。
創業以来100年近く自らの手で製麦することにこだわり続けているそうです。



「一番搾り製法」
世の中の一般的なビールは一番搾り麦汁と二番絞り麦汁でできています。
一番搾り製法で使うのは麦芽を砕き、糖化して作った「もろみ」から最初に流れ出る一番搾り麦汁だけです。
麦の美味しいところだけを丁寧に引き出しているので旨みたっぷりだと言うことです。



工場の内部です。
この日は工場点検日で機械は動いていませんでした。



「試飲」
工場見学の後は楽しみにしていた試飲コーナーに移動しました。
ここでは各自グラスコップ3杯まで自由に試飲することができます。
私も生ビール、黒ビールそしてリンゴジュースの3種類を試飲しました。
とても美味しかったです。
気のせいか、市販されている一番搾りより飲みやすく、美味しいように感じました。
飲むことに集中していて写真を撮るのを忘れました。