らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

南紀の旅(その5)「日本一短い川」

2015-10-12 | 旅行

以前、日本一短い国道をブログにアップしたことがあります。
その国道は神戸港と神戸市中央区の国道2号線を結ぶ国道174号で、その距離は僅か187mでした。

日本一短いと言えば、和歌山には日本一短い川があるそうです。
紀伊大島から国道42号線を東へ和歌山県那智勝浦町まで行くと “ぶつぶつ川”という日本一短い川があります。
同行のK氏がご存じなので案内して頂きました。

「日本一短い川 」
K氏から「和歌山に日本一短い川があるけど、長さはどのくらいの川か分かりますか?」と訊かれ、川と言うからには短くても100mや200m以上かと思っていましたが、何と川の長さは13.5mでした。

この川の名前は二級河川“ぶつぶつ川”で、ここに掲げられている説明によれば次のように書かれています。
ぶつぶつ川は、川の長さ僅か13.5mの日本一短い川です。フツフツと清水が湧き出ていることから、昔からそう呼ばれてきたそうです。
今でも野菜や道具、洗濯物を洗ったりと、生活に欠かせない貴重な水源です。周辺の環境は、地元の方々の努力で維持され、豊かな生物多様性が守られています。

更に、次のようにも書かれていました。
県内には日本一長い二級河川も流れています。それは県の中央を流れる長さ114745mの日高川です。流域にはキャンプ場や龍神温泉など多数の観光名所があります。



「ぶつぶつ川の水源」
ここが日本一短い川 “ぶつぶつ川”」の川上であり、水源です。
ここから清水が湧き出て、13.5m先の川下まで流れているのです。

・日本一短い川“ぶつぶつ川”です。


「ぶつぶつ川」
川下から撮影した“ぶつぶつ川”です。
突き当りの石垣の脇から湧き出た水は、川下のここで粉白川(このしろがわ)に合流します。
ここまでが13.5mであり、二級河川の日本一短い川として和歌山県が認定しているものです。



「一級河川と二級河川」
なお、一級河川と二級河川の違いを簡単に書いておきます。
広辞苑によると、
・一級河川・・・河川法で、維持・管理・使用の制限などに関し国の管理下にある河川。
・二級河川・・・一級河川以外の水系で、公共の利害に大きくかかわる河川のうち、都道府県知事が指定した河川。

・川上から眺める“ぶつぶつ川”の全長です。
 僅か13.5mの日本一短い川、話の種に如何でしょうか?